新着ビデオ教材のご案内(掲載:2014/05/01) [更新日:2014年10月10日] 富山県映像センターに収蔵されているビデオ教材に、以下のビデオ教材が追加されました。「館内視聴専用」となっているものは、館外への貸出が行えなえません。サービスカウンターにお申し付けいただければ、「ふるさとブース」で御覧いただけます。 健康くすり学 第1回 くすりと食物東洋における食文化の中に、薬食同源の思想がある。この考えから生まれた「薬膳」を中心に、食べながら直すということに焦点をあて、食物と健康について考える。 健康くすり学 第2回 くすりとは何か身近な薬草に親しみながらくすりの概念を展開、そして「漢方薬・民間薬・合成医薬」までを取り上げながら、くすりとは何かに迫る。 健康くすり学 第3回 くすりの使い方我々に一番わかりにくい薬の調合を取り上げそのメカニズムを追うことにより、合成医薬理解への第一歩とする。 健康くすり学 第4回 いろいろなくすり薬の形とその効果、使い方について取り上げそれぞれの形に意味があることを認識してもらう。あわせて新しい剤形と利用効率についても紹介。 健康くすり学 第5回 くすりを飲む専門的には薬物体内動態と合理的投与計画という分野にあたるが、「からだの中での薬の旅」「くすりの飲み方・効かせ方」という観点でわかりやすく説明。 健康くすり学 第6回 からだに合ったくすり子供の臓器の機能をはじめとした特性に考慮した薬の使い方に焦点を当て、その特殊性や注意事項を紹介、あわせて老人や妊婦などの場合も考える。 健康くすり学 第7回 家庭の常備薬家庭で処置あるいは治療可能な病気に対する薬の使い方、選び方、保管方法などを具体的に解説し、常備すべき薬についての簡単な知識を紹介する。また病院で処方される薬と薬局で買える薬の違いも考える。 健康くすり学 第8回 新しいくすり酵素の働きの応用やニューバイオにより新しい薬が生れつつある中、新薬を求めてしのぎを削っている様子を紹介。また今後出来る可能性のある薬も取り上げる。 健康生活学 第1回 眠れない夜型生活の影響やストレスなどが原因で成人人口の15〜30%が不眠に悩んでいる。そして医学の発達で睡眠を客観的に評価できるようになり、不眠になる原因が最近明らかになりつつある。ここではいくつかの原因を紹介しながら、その治療法そして一般衛生学について学ぶ。 健康生活学 第2回 手足の冷えと冷え症冷えは手足の末梢に現れることが多いが、腰や背中などにも現れる。ここでは、まだ詳しく解明されていない冷えについて、漢方医学でのとらえかたも含め解説する。 健康生活学 第3回 肩こり肩こりは首筋や肩の筋肉のこわばりである。神経的なストレスや運動不足によって生じるが、頚椎の異常や胃腸疾患などの病気が原因となっていることも少なくない。ここでは単純ではないこの症状を詳しく解説、あわせて適切な対処の仕方を学ぶ。 健康生活学 第4回 太り過ぎ太り過ぎは40〜50代の女性で22%、男性で13%程度見られる。ここではこの肥満のメカニズムや怖さを学ぶ。 健康生活学 第5回 いびきいびきは健康な人でも睡眠時に見られるが、問題となるのはいびきとともに起こる睡眠時の無呼吸症候群である。時にはハウスダストによるアレルギーが原因ともなるこのいびきについて学ぶ。 健康生活学 第6回 立ちくらみ・めまい立ちくらみを中心にめまいの起こる原因、その診断と治療法、さらに日常生活上の注意点について学ぶ。 健康生活学 第7回 もの忘れ痴呆症についての予防法を探る。 健康生活学 第8回 こころと健康心と体の望ましい関係に中心をおきながら、健康の問題を考える。 続・健康生活学 第1回 胸が痛い突然生じる胸の痛みには、多くの病気が隠されています。例えば心筋梗塞は突然死の最大の原因ですが、その危険を知らせる痛みに気づき早期に治療を開始すれば、それだけ障害が少なくてすみます。この作品では病気の前ぶれとしての胸の痛みにいかに対処するか、また心筋梗塞になった場合、どうすれば生命の危険が防げるかを取り上げます。 続・健康生活学 第2回 便秘・下痢便秘や下痢といった便通異常は、私たちがよく経験するところです。しかし近年、食生活の欧米化で次第に増加している大腸癌の徴候として、中年以上の人の便通異常は特に注意が必要です。この作品では便通異常の原因とその診断、治療法、そして注意点について学びます。 続・健康生活学 第3回 かゆい痒みは最もありふれた重要な自覚症状で、その程度は軽いものから耐えがたいものまで様々です。診察をする場合、特に重要なことは、皮膚に発疹の見られる痒みなのかどうかということであり、この作品ではその痒みの症状と適切な対処法を学びます。 続・健康生活学 第4回 セキが出る咳は本来、気道内の異物を体外に排除しようとする体の防御機能の現れであり、それ自体重要な生理現象です。しかし気管支癌などで気道の一部に狭いところができると、そこを越えてタンを排出しようとする力が働き、咳を促すようになります。また、アレルギー状態で気管支が痙攣を起こすようになると、その症状が進んで呼吸困難におちいります。この作品ではこうした咳の裏に隠された病気に焦点をあてます。 続・健康生活学 第5回 おなかが痛い…おなかといっても、みぞおち、下腹部、わき腹などがあり、痛みの性質も断続的なものや持続的なもの、軽いものから激しいものまであります。さらに年齢や性別などでも病気の種類に違いが見られます。この作品では、ありふれた病気から生命にかかわる病気までとりあげ、適切な対処の仕方などを学びます。 続・健康生活学 第6回 腰が痛い腰痛は私たちの宿命ともいえる痛みの代表的なものです。腰の老化は20歳を過ぎると始まり、毎日忙しく働かなければならないことによる腰へのストレス、年をとるとお腹の筋肉も衰えてくることなどが誘因となり腰痛が現れます。その他、悪性の病気によっても腰痛になりますが、この作品では症状別に病気を考えながら、それぞれについての治療法や予防法について取り上げます。 続・健康生活学 第7回 手足がしびれる手足がしびれるという状態の中には、手足が動かなくなる運動麻痺や触ってもその感じがわからない知覚麻痺などが含まれ、その症状は様々です。また大脳半球から脊髄、末梢神経に至るどの部位の障害によっても起こります。今回はその中で脳障害、特に脳卒中による手足のしびれの原因にふれ、その予防法や治療について学びます。 続・健康生活学 第8回 特集・健康を保つ漢方の知恵健康ブームと言われる中、健康に関する情報も過剰と思われるほど身のまわりに溢れています。しかし健康の維持・増進は決して派手なものではなく、地道なものです。この作品では、漢方の知恵を通して本当の健康とは何か、健康を保つためには具体的にどうすればよいかについて学びます。 健康生活学第三部 第1回 眼がかすむ高血圧や糖尿病による眼底出血や緑内障、網膜剥離などが失明の大きな原因となっている。このような病気による失明を防ぐにはどうしたらよいかを取り上げる。 健康生活学第三部 第2回 尿が出にくい尿が出にくくなる原因やその診断法、治療法を中心に、排尿のしくみとその異常について学ぶ。 健康生活学第三部 第3回 のどが渇く(糖尿病)糖尿病とはどんな病気かを理解するとともに、糖尿病にならないための食生活や、なってしまった時の食事療法を学ぶ。 健康生活学第三部 第4回 中高年の婦人病子宮筋腫、子宮体がん、卵巣がん、乳がん、の病気に対する正しい知識を学ぶ。 健康生活学第三部 第5回 歯や歯肉の異常年をとっても健康であるために無関心ではいられない歯と歯肉の異常について学ぶ。 健康生活学第三部 第6回 からだがだるい(肝臓病)肝臓病の症状や診断方法、また肝臓病の原因として最も多い肝炎ウイルスや最近日本でも増えているアルコール性肝障害を取り上げる。 健康生活学第三部 第7回 風邪ひき漢方薬による治療も含めて、風邪をめぐる様々な問題とその対策について取り上げる。 健康生活学第三部 第8回 特集・子供の病気子供によく見られる病気とその症状を学ぶ。発熱、咳、おなかの痛み、下痢などの症状を子供が訴えた時、まずどのような病気が疑われるか、また、どのような処置が必要かを、検査の進め方や治療などとともに取り上げる。 健康生活学Ⅳ 第1回 血液血液の成分のうち、血球を取り上げ、血球の働きと造血および白血病と再生不良性貧血について学ぶ。 健康生活学Ⅳ 第2回 免疫免疫とは何か、またその異常によっておきる病気について学ぶ。 健康生活学Ⅳ 第3回 ウィルス(1)肝炎肝炎ウィルスによる病気やその感染経路、予防などを学ぶ。 健康生活学Ⅳ 第4回 ウィルス(2)エイズエイズとは何か、その予防法や病気の特徴を学び、エイズについての正しい知識を身につける。 健康生活学Ⅳ 第5回 栄養・ビタミン病気を予防し健康づくりに役立つ食生活のあり方を考え、食品のもつ生体調節機能、食事と関わりの深い成人病、栄養素、ビタミンと癌との関係などについて学ぶ。 健康生活学Ⅳ 第6回 酵素消化器に存在する各種酵素の働きをはじめ、酵素と病気の発生や進行、そして病気の診断との関わりなどについて学ぶ。 健康生活学Ⅳ 第7回 ホルモンバセドウ病や糖尿病などを例にとり、ホルモンについて学ぶ。 健康生活学Ⅳ 第8回 気・血漢方医学における代表的な二つの病気である「気虚」、「お血」について学ぶ。 健康生活学Ⅴ 第1回 耳耳というと音を聞くための器官と考えられがちだが、単に音を聞くばかりではなく体のバランスをとる機能がある。この作品では耳の構造と機能、そして病気について学ぶ。 健康生活学Ⅴ 第2回 脳脳は私たちの体全体を支配しているといっても過言ではない。その構造と機能について、大脳、間脳、小脳、脳幹の各部に分け解説する。また、それぞれに障害が起きた場合の症状や脳の病気について学ぶ。 健康生活学Ⅴ 第3回 肺・気管支肺は空気中の酸素を取り込み、血液を通じて全身に送ると同時に、不要になった二酸化炭素を体外に送り出す働きをしている。直接外の空気に一生触れることから環境因子、特にタバコなどの影響は大きく、肺ガンや慢性気管支炎が誘発されることもある。この作品では肺の仕組みをはじめ、環境因子や体質などによる肺の病気について学ぶ。 健康生活学Ⅴ 第4回 心臓心臓は体全体が必要とする血液を送り出すポンプであり、また時計のような機能も持っている。この作品では心臓にみられる成人病を中心とする病気や、心臓の働きを学ぶ。 健康生活学Ⅴ 第5回 胃腸胃腸は自律神経のネットワークが張り巡らされ、神経内分泌細胞が胃腸の運動や内腔の情報をキャッチしてホルモンをつくり、胃腸のさまざまな活動を巧みに自動制御している。こうした不思議な胃腸の働きに焦点をあてながら、胃腸病の症状の起こり方やストレスとの関係について学ぶ。 健康生活学Ⅴ 第6回 泌尿器尿は腎臓で作られ、尿管を通って膀胱にたまり、尿道から外に排泄される。今回は特に尿の中に血液が混じっている時の病気を、泌尿器の働きとともに学ぶ。 健康生活学Ⅴ 第7回 骨・関節私たちが日頃、文化的・生産的活動をして人間らしい社会生活を営むために骨と関節は大切な役割を担っている。こうした骨と関節の不思議をわかりやすく紹介し、上手に長持ちさせるコツについても学ぶ。 健康生活学Ⅴ 第8回 特集 和漢でみるからだの不思議漢方医学では生命の力(エネルギー)を「気」と呼んでいる。「気」の働きを分担するものに「血」と「水」がある。「気・血・水」の量が保たれ、順調に循環すれば、人間は心身共に健康で天寿を全うできる。この作品ではこのような漢方医学を特徴づける考え方について実例を通して学ぶ。 健康生活学Ⅵ 第1回 家庭にある薬売薬さんの配置薬、薬局で買った薬、お医者さん処方の薬などが身近にある。家庭にあるこれら3種類の薬の特徴や使い方を中心に、身近な薬への理解を深める。 健康生活学Ⅵ 第2回 気になる脈・熱・呼吸脈拍、体温、呼吸、血圧などを生命徴候(バイタルサイン)と言い、健康状態を知るための最も大切な観察項目です。健康管理に役立つ観察の仕方や異常の見分け方を学ぶ。 健康生活学Ⅵ 第3回 おなかの痛みおなかには消化器系の臓器を主に、生殖器系、血管系そして腎臓系などの器官がある。その異常によってあらわれる激痛、鈍痛などに対する方法について学ぶ。 健康生活学Ⅵ 第4回 皮膚の病気皮膚は体の表面で、知覚、経皮吸収、体温調節、分泌作用などの働きをする。ここでは、内臓の不調に起因しない皮膚病について、その症状や治療法を知り、皮膚の働きを学ぶ。 健康生活学Ⅵ 第5回 目の病気目のかすみは、目の病気の代表的な特徴である。最近、失明原因としてあげられるのは糖尿病網膜症、緑内障、白内障、網膜剥離、ぶどう膜炎。このような病気の症状や治療法について学ぶ。 健康生活学Ⅵ 第6回 子供のために子供の病気の最初の症状は、保護者が気づくことが多い。子供に多くみられる病気の症状を中心に、検査や治療法を学ぶ。 健康生活学Ⅵ 第7回 家庭看護お年寄りが寝込んでしまった時に役立つ家庭看護を中心に、看護の心得や医師へのかかり方、毎日の看護のコツなどについて学ぶ。 健康生活学Ⅵ 第8回 漢方との上手な付き合い方同じ病気であっても漢方医学では、その人の体質によって薬が違ってくる。ここでは西洋医学との関係を理解し、実際に漢方医学を選択するときの基準を学ぶ。 立山 清浄への旅立ち 第1回 立山まんだらと山岳信仰なぜ今「まんだら」なのか、という番組の意図や8回にわたる番組の内容を興味深く紹介した後、絵図としての立山まんだらの種類や特徴、山岳信仰との関わりを解説する。 立山 清浄への旅立ち 第2回 絵解き立山まんだら立山信仰の布教の際、立山まんだらを持参して絵解きをしていた当時の模様を再現しながら、まんだらの世界観や布教について考えてみる。 立山 清浄への旅立ち 第3回 鷹と熊佐伯有若や有頼の開山縁起を物語風に紹介した後、文学や古謡にあらわれた立山を紐解く。立山ごぜ節や謡曲「善知鳥」なども紹介する。 立山 清浄への旅立ち 第4回 七つの祈りの道立山まんだらの絵解きの順にそって、各地の旧跡に触れながら立山への禅定道を辿ってみる。 立山 清浄への旅立ち 第5回 うば堂は見ていた芦峅寺の布橋大灌頂を中心に布橋周辺の文化財を紹介しながら、立山信仰の女人禁制とこれに対する女人救済について、現代との比較の中で考えてみる。 立山 清浄への旅立ち 第6回 立山ガイド 仲語とともに立山信仰の道案内をした仲語を当時の装束で登場させ、芦峅寺から弥陀ヶ原、一の谷、室堂までの旧跡を辿る。あわせて山人の暮らしにも触れる。 立山 清浄への旅立ち 第7回 生と死の世界地獄谷周辺を映像で紹介しながら、立山の女人伝説、「今昔物語」の立山地獄、仏教の地獄思想などに触れ、立山まんだらの地獄絵図について学習する。 立山 清浄への旅立ち 第8回 ご来迎 その永遠なるものご来光を仰ぐ行列風景を紹介しながら立山の極楽について考え、最終回のまとめとして、雷鳥や高山植物の保護、立山信仰がもたらしたもの、立山の未来像などについて考える。 富山湾 その神秘とロマン 第1回 神のいます海海は人々に幸を与えてくれると同時に、罪や穢れを流してくれると信じられてきた。ここでは、祭りと習俗、県内の文化財を見ながら、富山湾の海神信仰について紐解いてみる。 富山湾 その神秘とロマン 第2回 海底谷を探る3,000メートル級の飛騨山脈の裾が急に海に落ち込み、間もなく1,000メートルもの深みの至る地形が富山湾の特徴といわれる。ここでは、富山湾の生い立ちを、海底の地形や海外線から探ってみる。 富山湾 その神秘とロマン 第3回 ヒスイとイルカ富山湾岸には、イルカの骨とともに縄文時代の祭祀用遺物も出土している。ここでは、その遺物などを通じて古代の海への祈りをみていくとともに、呪術的意味を持つヒスイに触れながら縄文人の考え方を探る。 富山湾 その神秘とロマン 第4回 海上に気たちのぼりて蜃気楼について、古書には「海上に雲のごとく気たちのぼりて、楼台、城廓の形をあらわし・・・」と書かれている。ここでは、その発生の原理を探り、実験室で蜃気楼を再現してみる。 富山湾 その神秘とロマン 第5回 青い炎ホタルイカは富山湾の深海から渚近くまで群遊し、浜に打ち上げられて、もだえ、身をふるわせる様は、青い宝石が転げ回るように見える。ここでは、ホタルイカの生態や発光現象のメカニズムに迫りながら、神秘さを映像化する。 富山湾 その神秘とロマン 第6回 人魚の海富山湾には、一生をここで送るリュウグウノツカイ、ユキフリソデウオなどの紐体類といわれる魚類がいる。ここでは、その紐体類を中心に、「八百比丘尼伝説」などの人魚伝説についてみていく。 富山湾 その神秘とロマン 第7回 定置網王国の行くえ春にはイワシ、アジ、夏にはマグロ、秋にはカツオ、サバなどがとれる富山湾の定置網の歴史などを振り返りながら、新しい漁法や栽培漁業にもふれ、これからの漁業について考える。 富山湾 その神秘とロマン 第8回 越の海の道越中は古くから、日本海の海流を通じて出雲や渤海などと交渉を持ってきた。ここでは、桜谷古墳や北前船などにも触れつつ、海の北陸道としての富山湾、国際ロードとしての富山湾についてみていく。 悠久を流れる 第1回 こうして川は生まれた富山の河川は氾濫を繰り返す反面、川の流れの幾つかは、扇状地を形成し、人々の知恵と力により用水路を生み、緑豊かな田園を出現させた。富山の河川が誕生した背景や特徴を地形、地質を通して紹介する。 悠久を流れる 第2回 川はいのちを育む富山の河川は急流河川として全国に知られているが、河川環境と植物や生物はどのように関わっているのだろうか。富山の河川が育んだ植物と生物を紹介する。 悠久を流れる 第3回 〜越中の川と文化〜〝渡る〟橋富山県には、かつて名橋奇橋として全国的に知られた橋がいくつかあった。富山の急流河川が作ったこれら名橋の歴史を紹介する。 悠久を流れる 第4回 幻の滝音がこだまする黒部峡谷の姿と黒部川扇状地を中心に取り上げる。 悠久を流れる 第5回 川ではない、これは滝だ「川が氾濫しないことを常に願う」ことから名付けられた常願寺川について描く。 悠久を流れる 第6回 砺波の散居村と庄川庄川とその流域に広がる散居村の形成や、庄川の流送について描く。 悠久を流れる 第7回 万葉を流れる小矢部川富山大学教授山口博氏と二人の女子学生が、小矢部川に万葉の面影を求めて散策する。 悠久を流れる 第8回 神通川が伝えた文化と未来神通川が残した文化と21世紀に向けての水の展望について考える。 道を辿る 第1回 道のはじまり縄文の頃、道は獣を追う狩猟民族の踏み分け道であった。一方、地域を結ぶ幹線ルートも存在した。ここでは、遺跡から出土した石器、土器、装身具を通じて、富山が交流していたいくつかのルートを紹介し、道が交流から権力浸透の道へと変化していった背景を取り上げる。 道を辿る 第2回 文学にみる北陸道高志の道と呼ばれた古代から、万葉集、源平盛衰記、北国紀行、奥の細道など、北陸道が登場する紀行と文学は多い。ここでは、北陸道に残る文学碑を紹介しながら、当時の社会制度、風習、景観などにもふれていく。 道を辿る 第3回 武将の道北陸道周辺には、源平倶利伽羅の合戦、太平記、長尾四代と一向衆、秀吉の佐々攻めなどにまつわる古戦場、城、砦が数多く残っている。また、江戸時代の参勤交代の道も往還松や御旅屋から偲ばれる。ここでは、多くの武将が通った北陸道を、長尾四代と一向衆の戦いを中心にみていく。 道を辿る 第4回 鰤のみち 飛騨街道飛騨街道には、長棟、庵谷をはじめいくつもの金山があり、魚類などが富山から運ばれた。金山閉鎖後、そのルートが高山まで伸びて残った。これが鰤街道のルーツ。ここでは、飛騨鰤と加賀藩の魚市場との関係、関所の税、運搬方法のほか美濃東海の文化を運んだ飛騨街道の役割についてみていく。 道を辿る 第5回 能登への道氷見と能登を結ぶルートには、大伴家持が通った臼ケ峰越え、中世からたびたび合戦場となり明治にはアメリカの天文学者も通った荒山往来、能登石動山信仰の道、放生津からのびる海浜道など、歴史的特色をもった道がある。ここでは特に、荒山往来を中心に、氷見と能登の密着の歴史を紹介する。 道を辿る 第6回 峠のみち 五箇山往来かつて城端から五箇山への道筋は、すべて峠越えの道であった。和紙、絹糸、硝煙を背負って村を出て、米や塩などをかついで峠道の果たした役割は大きい。ここでは、朴峠道をとりあげ、厳しかった五箇山と平野の交流を考える。 道を辿る 第7回 天険のみち 越信新道越信新道は佐々成政のザラ峠越えの道である。加賀前田藩の隠し道でもあったという。明治に入って、この道を踏破したウェンストンは、雄大な北アルプスの景観に感動して世界に紹介した。立山観光ルートのはしりといえる。ここでは、今も残っているこの天険の道を辿ってみる。 道を辿る 第8回 未来につなぐ道道はもともと、人が歩き、立ち止まり、コミュニケーションをする場だった。しかし、航空機が飛び交い、鉄道が整備され、車社会を迎えて、本来の意味を失いかけている。ここでは、道の発達史を振り返りながら、21世紀へ向けての人と道、生活と道、産業と道、自然と道のあり方を考える。 風をみる 風をきく 第1回 風の語るもの昔から、越の国にはあいの風、吹がん堂、風の盆など風にまつわる言い習わしが多く聞かれる。目に見えない風の千変万化を気象、歴史、習慣、信仰、暮らしの文化などの視点から、富山の風が私たちにどのようなメッセージを送り続けてきたのかを探っていく。 風をみる 風をきく 第2回 山の風・野の風・海の風風は目に見えない自然現象である。富山県内の地形を見ると空気の流れやすい形の特長がわかる。あゆの風、ブリおこしなど四季の風の特長を探っていく。 風をみる 風をきく 第3回 風・めぐみとわざわい風というとそのめぐみよりわざわいの方を先に思ってしまう人が多いだろう。台風や突風など直接的な影響を受けるだけに風のわざわいは印象に残る。また、風のめぐみは私達の生活に大きな影響も与えている。風のもつ二つの不思議な顔と、私たちの生活との関わりについて考える。 風をみる 風をきく 第4回 風・祭りと祈り風は目に見えないもの故に、人知を越えたものとして祈りの対象となっていた。見えないものが持つ破壊力への畏怖の念は人々に「風神」を想起させ、これに祈りを捧げる「祭り」を行ってきた。この作品は風と祭りについて歴史をふまえながら考える。 風をみる 風をきく 第5回 くらしの中の風私たちの住まいの中でも重要な風。宇奈月町の鳥帽子山荘を見ながら、風が私たちの日常生活に及ぼす影響について考える。 風をみる 風をきく 第6回 風が創るこころの美風と文学という視点から、風が生み出すこころの風景、風がおりなす心の美を探る。 風をみる 風をきく 第7回 風とあそぶ見る事ができない風をとことん操り、とことん遊ぶ人々を紹介する。パラグライダー、凧揚げ、ウィンドサーフィンなど。 風をみる 風をきく 第8回 風の未来私たちの生活に一体どんなふうに風は見えるのか、あるいは聞こえるのか、風の姿を見、風の音に素直に耳を傾け、無限に広がる風の未来に思いを巡らせていく。 とやまに祭りありて 第1回 鉾留光る築山:高岡市二上山麓の射水神社、新湊放生津八幡宮 等 曳山:高岡御車山、新湊、城端、八尾、砺波こども歌舞伎 等 とやまに祭りありて 第2回 笛や太鼓が野づらをわたるアジアに広がる獅子舞/日本への伝来/日本の獅子舞の系譜/越中の獅子舞・五つのタイプ/獅子頭について/古獅子面と行道獅子 等 とやまに祭りありて 第3回 おさな子は神々の使い稚児舞の性格/稚児舞の成立/越中の稚児舞 等 とやまに祭りありて 第4回 灯に祈る福野の夜高祭り/魚津のたてもん祭り 等 とやまに祭りありて 第5回 えべっさんがござったえびす迎え(氷見市・魚津市)/ぼんぼこ祭り(新湊市)/えびす祭り(黒部市・入善町) 等 とやまに祭りありて 第6回 龍神さまはきまぐれや水神信仰:宇奈月愛本神社/片貝川の蛇石(魚津市)等 流す祭り:七夕流し(黒部市尾山)/ねつおくり(福光町)/ネブタ流し(滑川市)等 とやまに祭りありて 第7回 聖なる火の祭り火の神秘/正月の火/夜高/左義長/盆の迎え火/盆の送り火/松明祭り/花火/火渡り 等 とやまに祭りありて 第8回 お祭り考現学新しい祭り・イベント/観光とまつり/イベント村・利賀/イベント誕生裏ばなし/地域の心をひとつに とやま 食の風土記 第1回 キトキトの味富山湾の魚は美味しいと言われる。それは富山湾の地形に要因があり、この海の恵みにより県民の食生活を支えてきた。いろんな漁法や食べ方を生みだし富山の食文化を育み継承してきた食風土を紹介する。 とやま 食の風土記 第2回 農家の知恵小作農家が地主に年貢米を納め、飯米にも事欠いたことから屑米里芋や季節野菜などを利用してきた。素材を粗末にすることなく無駄なく食べる工夫をし、限られた環境の中で豊かに生きるための知恵と技が培われてきた。そうした今に伝わる農家の食文化を紹介する。 とやま 食の風土記 第3回 山村のくらしと味県下の代表的な山村である五箇山。水田は少ないが自然が豊かであるだけに米のみに頼らない多様な食生活から生まれた山村の食文化を紹介する。 とやま 食の風土記 第4回 慶事と行事のごっつお慶事、特に婚姻、産育と年祝いや年中行事の土地柄による違いや伝承性について紹介する。 とやま 食の風土記 第5回 信仰に息づく食文化富山県はお寺やお宮さんを大切にする等、信仰心が非常に篤い。信仰には食物が介在することが多い。信仰の中で受けつがれている食物を中心に富山の人々の生活をさぐる。 とやま 食の風土記 第6回 バタバタ茶とみそかんぱ古くからお茶を飲むと言う習慣を通し村人の連帯意識と和を大切にし、農産物の豊作を神仏に祈願したり、感謝の気持を込めて供物をする。そのためのご馳走の食文化の伝承を紹介する。 とやま 食の風土記 第7回 見直される民俗食の味四季折々の幸に恵まれ豊かな食生活、その風土と人々がとけ合う伝統料理に今日も学ぶことが多い。そこにはおふくろの味の原点があり、近年、ヘルシー、ナウイ料理、さらに、子どもの成人病予防食などと言われて見直されつつある民俗食を紹介する。 とやま 食の風土記 第8回 とやまの食文化食文化は、その土地の風土や農林漁業、宗教、生活環境のほか、他地域との交流、さらには農業政策などの社会的条件によって、長い歳月をかけて育まれてきている。富山の食文化をその背景の風土と社会から探る。 豊饒の海に生きる〜富山湾の漁〜 第1回 豊かな海の歴史と現在古代人と食文化、わが国の漁業の歴史、その中で富山の漁業とその将来性、要点について描く。 豊饒の海に生きる〜富山湾の漁〜 第2回 伝統に生きる定置網漁15世紀後半とする富山湾定置網漁業の起源から改良の歴史、そして現在の大型定置網や魚種を定めた定置網の仕組みを紹介する。 豊饒の海に生きる〜富山湾の漁〜 第3回 深海を曳く富山の底曳網富山湾の地形を考慮した底曳網の操業や漁具、漁法や漁場選択の工夫の他、高級魚を捕まえる刺網漁について紹介する。 豊饒の海に生きる〜富山湾の漁〜 第4回 知られざる網漁法八そう張網や四そう張網による漁法とその消長及び魚津や氷見での操業の様子を紹介する。 豊饒の海に生きる〜富山湾の漁〜 第5回 ハイテク情報戦・いかつり漁業いかつり漁業について、資源分布から沿岸及び沖合漁場の開発、船団の進歩や漁具の改良等について紹介する。 豊饒の海に生きる〜富山湾の漁〜 第6回 海を知り、己を知る一本釣タチウオの一本釣、フクラギ漬漁業、オイボ一本釣漁業の様子を紹介する。 豊饒の海に生きる〜富山湾の漁〜 第7回 味覚を運ぶカゴ漁法かご漁法の歴史やばいかご漁法、かにかご漁法、えびかご漁法にかけた漁師たちの技と知恵の数々を紹介する。 豊饒の海に生きる〜富山湾の漁〜 第8回 21世紀をめざす豊饒の海日本の水産物需給の現状と富山県の漁業生産の現状を述べ、つくり育てる漁業など新たな試みを紹介し、未来の富山湾の水産業を展望する。 川と生きる〜富山の川魚漁〜 第1回 越中の川魚漁史料にみる最古の越中川魚は鮒、万葉集には鮎の鵜漁、延喜式には鮭加工品、山男たちと岩魚、昔は鮎鮨、今は鱒鮨を名産とする神通川等、豊富な越中川魚を紹介する。 川と生きる〜富山の川魚漁〜 第2回 春を告げるサクラマス漁春の使者サクラマスはあの鱒鮨の原料である。その産卵から成長までやマスとヤマメの違い、鱒漁の実際(流し網、流し刺網、投網)、ダムによる河川の変化を紹介する。 川と生きる〜富山の川魚漁〜 第3回 初夏の香り鮎漁毛バリや大食ゆえのナワバリ争いを利用した友釣りの漁法、天然アユに加え湖産アユ、人口アユまでを釣り人の感性から紹介し、アユ漁を通して清流の重要性を解く。 川と生きる〜富山の川魚漁〜 第4回 山なみ紅く鮭漁鮭の種類や分布、生態、母川回帰の謎、鮭料理、そして漁法(ヤナ、投網、小屋掛けオトリ投網、押し網、流し網)等を紹介する。 川と生きる〜富山の川魚漁〜 第5回 渓流を釣る、岩魚・山女漁イワナ釣り(源流や本流での釣り、エサ釣りと毛バリ・ルアー釣り)と技術的には格段に難しいヤマメ釣りを紹介する。 川と生きる〜富山の川魚漁〜 第6回 幼き日々の思い出・鮒漁身近な鮒と人々との関わり、鮒釣りの楽しさと衰退する鮒漁、カルシウム豊富な鮒料理、そして富山の鮒の種類について解説する。 川と生きる〜富山の川魚漁〜 第7回 万葉の流れとともに小矢部川での春夏秋冬多彩な魚とり、冬のモクズガニ漁、夏のナマズ延縄漁・川エビ漁、四季を通じてのウグイ漁を紹介する。 川と生きる〜富山の川魚漁〜 第8回 川よ蘇れ…川と人そして魚の年代別漁獲量の変化、川の生態系と魚の関わり、川の自然消失と魚の減少、そして川の自然回復のための方策を解説する。 山に暮らす〜森の精・人の営み〜 第1回 山里を見つめて高度成長とともに過疎化が進み、経済発展に飲み込まれてしまった富山の山村。山里の厳しい生活の中で育まれてきた「自然と共に暮らす技術と知恵」を考える。 山に暮らす〜森の精・人の営み〜 第2回 山菜と山村の食文化雪の保温作用と豊かな水に育まれ、富山の山菜は格別にみずみずしい。朝日岳麓の蛭谷を訪ね、山の恵みを大切に守り、有効に活用してきた人々の知恵を紹介。 山に暮らす〜森の精・人の営み〜 第3回 里山に炭焼くけむり里山の木々は、その特性に合わせて生活に利用されてきた。受け継がれてきた先人の知恵、その伝承が今、途絶えようとしている。立山町目桑の炭焼きにそれを見る。 山に暮らす〜森の精・人の営み〜 第4回 富山の狩猟民俗冬眠中の熊を狩る穴熊猟。熊を山からの授かりものとし、畏布と感謝を込めて猟をする芦峅寺の猟師たちを通して、自然の一部としての人の営みを考える。 山に暮らす〜森の精・人の営み〜 第5回 紙漉き、養蚕、そして・・・山村の重要産業だった和紙と養蚕。養蚕がまさに消えようとしているのに対し、伝統工芸として再認識されつつある和紙・・・・・その営みの中に様々な共生を考える。 山に暮らす〜森の精・人の営み〜 第6回 里山の獣たち里山は、県内に生息する獣たちの主要な生活圏。過疎化、林道整備などでその変容は著しい。人と獣が関わりあう場、豊かな里山をどう未来へ残していくかを問う。 山に暮らす〜森の精・人の営み〜 第7回 山の民の祈り…厳しい自然と対峙して山に暮らす人々の生活の拠りどころ「山の神」信仰。様々なかたちで里人にも広がり、生産と結びついた。自然との心の通わせ方を振り返る。 山に暮らす〜森の精・人の営み〜 第8回 山村への郷愁とこれから山の生活を知らないはずの現代人の山村への「郷愁」はどこから?ヒューマンスケールの人間活動を再評価。大きくなることを発展とする考え方からの脱却を提案。 風雪を刻んで 富山の住まいと暮らし 第1回 遊動から定住へ桜町遺跡の発掘などで明らかになった縄文の住居は様々な形態を持ち、決して「原始」ではない。縄文時代以来の伝統の上に現代の暮らしがあることを見直していく。 風雪を刻んで 富山の住まいと暮らし 第2回 農村の住まい県内に残る代表的な農家。実用の追求から生まれ、地域によってそれぞれ特徴を示している。屋敷林に囲まれ、自然と調和した伝統的なシステムを検証する。 風雪を刻んで 富山の住まいと暮らし 第3回 富山湾の恵み 海沿いの家富山湾の海の幸や海運によって富を築いた人々。海に生きた彼ら、その誇りと実用の調和から工夫した住まい。江戸期に最高峰に達したといわれる日本建築の粋を見る。 風雪を刻んで 富山の住まいと暮らし 第4回 町家とその町並み近世には城下、港、宿場など各地に町が発達し、町家の様式化・類型化が進む。町家の集合体として残る県内の主な町並みを訪ね、代表的町家を見る。 風雪を刻んで 富山の住まいと暮らし 第5回 合掌づくり再発見秘境五箇山にあって、大家族の生活と労働・生産活動との両立のために発達した合掌づくり。建物構造だけでなく、共同体における機能、維持管理などの面から見る。 風雪を刻んで 富山の住まいと暮らし 第6回 富山の近代建築史文明開化の中、新制度を機能させるため西洋風建築が作られる。それを可能にしたのは日本建築を支えた職人たちの技術。明治〜昭和初期の代表的建築を訪ねる。 風雪を刻んで 富山の住まいと暮らし 第7回 住まいの歩みとこれから地方固有の建築様式・住まいの文化が都市化の中で失われ、住居と住まい方のアンバランスが生じている。省エネやリサイクル、福祉などと住まいのあり方を考える。 技に生きる〜富山の手仕事〜 第1回 暮らしの職人部屋の格を左右する建具と畳。臍組のみで釘を全く使わない精緻な建具組立、稟1本にもこだわり、部屋に合わせた寸法割付で形を決める畳表張りの熟練の技を紹介。 技に生きる〜富山の手仕事〜 第2回 熟練技の用具部材と部材の接合が命の桶や樽、箪笥や道具箱。専用の特殊な他種類の工具を駆使し、使い手を思いやる作り手の心意気とともにその「正直」の技を紹介。 技に生きる〜富山の手仕事〜 第3回 蝋燭と提灯と真宗王国富山に脈々と伝えられる和蝋燭作り、祭りの夜を彩る提灯の制作。職人夫婦の絶妙の作業分担で仕上げられる「手慣れた芸」を紹介。 技に生きる〜富山の手仕事〜 第4回 道具を作る林業関係者の間で有名な泊鉈と高岡銅器の仕上げを支える鑢。焼き入れの一瞬に工具としての生命を吹き込む熟練の目、至芸の域に達した2人の仕事ぶりを紹介。 技に生きる〜富山の手仕事〜 第5回 饅頭と落雁朔日饅頭として200年の伝統を持つ酒饅頭、木型を操り和三盆を使って華麗に作り出される落雁の160年の伝統の技。広く愛されてきた2つの菓子を紹介。 技に生きる〜富山の手仕事〜 第6回 農家の手仕事台所の必需品だったソウケと民芸品として広がりを見せている菅笠は、農閑期に農民たちの手で編まれてきた。氷見のソウケと福岡の菅笠を紹介する。 ふるさとに謡ありて 〜富山の民謡〜 第1回 謡の来た道日本民謡の宝庫といわれる富山県。その発生と伝承・伝播、交流と変遷、多様な音楽的特性により県内に残る民謡のあらましを解説する。 ふるさとに謡ありて 〜富山の民謡〜 第2回 生業と民謡生きるための労働。その労を癒し励まし合い、喜びを分かち合う民謡、仕事唄の伝承を考える。 ふるさとに謡ありて 〜富山の民謡〜 第3回 生活と民謡手合わせや指遊びは、今も子どもたちの遊びの中に生きている。遊びの仲間意識を高めるうた、きせつのうた、子守うたなどから民謡との接点の役割を考える。 ふるさとに謡ありて 〜富山の民謡〜 第4回 信仰と民謡人々の生活の中に永く息づいてきた素朴な信仰。節目節目に皆が集い、祈りや願い、感謝が踊りとなり唄となって受け継がれてきた。富山の民衆の気質を考える。 ふるさとに謡ありて 〜富山の民謡〜 第5回 民謡と方言越中民謡の大半は地元発生的なものではなく、海路、陸路を通じてもたらされたものといわれる。相手を温かく包み込む富山の方言を民謡の中に探る。 ふるさとに謡ありて 〜富山の民謡〜 第6回 伝承される民謡本来、庶民の日常を映し、その時代の若者に支えられていた民謡。それは当然、時とともに変化してきた。民謡伝承の本質を考え、次代への期待を語る。 越中売薬のこころと知恵 第1回 「先用後利」の大事業小藩の財政危機を救う切り札となった富山売薬の特色、商圏や原料ルート、薬効の維持に重きを置いた経営管理など官民一体となった産業振興の概要を追う。 越中売薬のこころと知恵 第2回 商品は信用と情報進物だけでなく、顧客に最新の文化・生活情報を伝え、読み書き算盤を教え、種籾や蚕種、農法まで伝えて信用を勝ち得た売薬たちの「先用後利」実践に迫る。 越中売薬のこころと知恵 第3回 商売は「人」なり売薬を支えた信用、その基本となった「人」の育成、算術を重視した当時の寺子屋教育から売薬の専門知識を支えた近代の薬学校まで、教育から売薬発展に迫る。 越中売薬のこころと知恵 第4回 売薬は文化を運ぶ売薬を支えた「進物」の魅力。代表的な錦絵版画が果たした役目、売薬さんが伝えた富山の文化、そして売薬と共に発展したパッケージデザインについて検証する。 越中売薬のこころと知恵 第5回 資本が近代を拓く明治に入り、西洋薬の信奉、印紙税などに脅かされつつもそれを乗り越え、蓄積した資本を金融や電力などに生かし、近代工業の礎を築いた積極進取の取り組みを追う。 越中売薬のこころと知恵 第6回 受け継がれる売薬理念近代工業化、現地居住や企業化など多様化する売薬の世界に、「勤勉」「正直」「礼儀正しさ」など人としての有り様を磨いて、「個々」の顧客に対応してきたモラルの継承を見る。 言葉の彼方に 作家が語る富山の文学 第1回 叙景と抒情大伴家持が万葉集を通して日本文学史に果たした貢献を高く評価する詩人大岡信氏。歌人と編者の両面から家持像を探り、現代もなお読み継がれている万葉の魅力に迫る。【ゲスト:大岡 信 氏】 言葉の彼方に 作家が語る富山の文学 第2回 ふるさとの風土「男たちの大和」で新田次郎賞を受賞、近年はノンフィクション部門で高い評価を得ている辺見じゅん氏をゲストに、立山・黒部などの厳しい自然が生んできた人間ドラマにスポットを当て、人と心の風土の絆を考える。【ゲスト:辺見 じゅん 氏】 言葉の彼方に 作家が語る富山の文学 第3回 家とふるさと小説「青桐」でかつて暮らした高岡を舞台に封建的な人間関係の中で自己再生を探ろうとした女性を描き、芥川賞を受賞した木崎さと子氏をゲストに、文学にとって家、家族、ふるさとの意味を考える。【ゲスト:木崎 さと子 氏】 言葉の彼方に 作家が語る富山の文学 第4回 ふるさとの祈り死体を清め納棺する納棺夫の日常を自伝的に描き、人間の死を真正面から取り上げた「納棺夫日記」を著した青木新門氏をゲストに、文学にとっての永遠のテーマである「死」を通して「いのち」を見つめる。【ゲスト:青木 新門 氏】 言葉の彼方に 作家が語る富山の文学 第5回 自我とふるさと芦峅寺の実家から旧制富山高校に通った文学評論家佐伯彰一氏をゲストに迎え、富山出身、富山を舞台に作品を描いた作家たちの独自の自己形成に大きな影を落としている「自分のルーツとしてのふるさと」に迫る。【ゲスト:佐伯 彰一 氏】 言葉の彼方に 作家が語る富山の文学 第6回 作家の原風景少年期わずか1年の富山在住における出逢いを、いたち川の風景に血肉化した「ほたる川」を発表して芥川賞作家として認められるに至った宮本輝氏をゲストに、文学の原点をなす作家自身の原風景に迫る。【ゲスト:宮本 輝 氏】 遥かなる記憶〜考古学が語る富山〜 第1回 10万年の旅①アフリカからやってきた祖先 ②旧石器時代のとやま ③シベリアから伝わった細石刃 ④航海術をもっていた旧石器人 ⑤ねつ造問題と日本の旧石器時代 ⑥遙かな旅の果てに 〔講師:魚津市教育委員会生涯学習課主幹 麻柄一志〕 遥かなる記憶〜考古学が語る富山〜 第2回 そしてふるさとが生まれた①史観を変えた桜町遺跡 ②二千年も遡った建築技術 ③Y字材の謎 ④海を渡ったクリ ⑤縄文時代の桜町 〔講師:小矢部市教育委員会文化課課長補佐 伊藤隆三〕 遥かなる記憶〜考古学が語る富山〜 第3回 森と水の大地に生きる①確立していた大量一貫生産技術 ②加工用に使われた磨製石斧 ③縄文ロードを伝播した境ブランド ④蛇紋岩製石斧からみえる縄文社会 〔講師:富山県埋蔵文化財センター所長代理 山本正敏〕 遥かなる記憶〜考古学が語る富山〜 第4回 いのち輝く翠・ヒスイ①琥珀が語る縄文人の死生観 ②大陸との交流があった縄文時代 ③日本全土に広がっていたヒスイ ④ヒスイからみえる縄文人の世界観 〔講師:富山市埋蔵文化財センター所長 藤田富士夫〕 遥かなる記憶〜考古学が語る富山〜 第5回 そして国が生まれた①古墳は支配者の力を語る ②倭国大乱から古墳時代へ ③二大勢力の要 柳田布尾山古墳 ④頻繁だった 太平洋側との交流 〔講師:富山大学人文学部助教授 高橋浩二〕 遥かなる記憶〜考古学が語る富山〜 第6回 祈りの源流①信仰のかたち ②立山信仰とウバ尊 ③立山開山縁起 ④息づく縄文の信仰 〔講師:富山県[立山博物館]主任学芸員 福江充〕 山河を越えて 歴史と文化のクロスロード・富山 第1回 室町将軍と絵①本法寺の由緒と法華経曼荼羅 ②法華経曼荼羅の内容 ③勧進僧浄信と一条戻橋寺恩徳院 ④「法華経曼荼羅」越中へ [講師:富山県立大学助教授 原口志津子] 山河を越えて 歴史と文化のクロスロード・富山 第2回 佐々成政とザラ峠越え①佐々成政のさらさら越え ②ザラ峠の道の歴史 ③立山新道の夢とアルペンルート [講師:富山大学助教授 鈴木景二] 山河を越えて 歴史と文化のクロスロード・富山 第3回 町衆文化と職人たち曳山に宿る町衆の心意気 ①築山−動かない山から動く山へ− ②曳山 ③安永の騒動 [講師:富山短期大学助教授 陶智子] 山河を越えて 歴史と文化のクロスロード・富山 第4回 芭蕉は何を見たか①「おくの細道」と「曽良旅日記」 ②市振−生地−滑川−岩瀬−放生津−高岡 ③浪化と芭蕉 ④黒髪塚・黒髪庵 ⑤浪化の影響 ⑥芭蕉の影響 ⑦渋谷の崎、布勢の海 [講師:高岡短期大学教授 大西紀夫] 山河を越えて 歴史と文化のクロスロード・富山 第5回 近代の先覚者たち①伏木勝興寺 ②伏木の近代史 ③廻船問屋・北前船 ④藤井能三と地域近代化・人材育成・環日本海試行の先駆 [講師:高岡市文化財審議委員 古岡英明] 山河を越えて 歴史と文化のクロスロード・富山 第6回 芸術復興と疎開文化人①版画家棟方志功 ②疎開先の福光町光徳寺 ③倭画 ④文人や学者との交流 ⑤愛染館と鯉雨画斎 ⑥「南無阿弥陀仏」と「他力」 [講師:福光美術館学芸普及課長 尾山章] 大地からの贈り物〜富山の自然・ヒト・共生〜 第1回 里山は語る人と動物の共生をめざして ・里山とは? ・管理された森 ・自然の神秘、森の秩序とは ・これからの自然保護等 [元富山大学教授 長井 真隆] 大地からの贈り物〜富山の自然・ヒト・共生〜 第2回 農村をたずねて人と昆虫の共生をめざして ・農村から姿を消した生き物 ・益虫、害虫、ただの虫では… ・なぜ、ただの虫は必要? ・生き物が住みやすいビオトープとは? ・ジュニアナチュラリストが語るトンボの魅力等 [富山県昆虫同好会会長 常楽 武男] 大地からの贈り物〜富山の自然・ヒト・共生〜 第3回 水の流れに寄せて人と水の中の生き物との共生をめざして ・河川改修と生き物たち ・生き物と環境にやさしい回収 ・ベールに包まれた生き物イタセンパラ ・人の生活と自然保護の両立は [元富山大学教授 田中 晋] 大地からの贈り物〜富山の自然・ヒト・共生〜 第4回 都市(まち)の中の息吹・都市にカラスがなぜ集まるのか? ・自然界でのカラスの役割 ・ツバメと人間の共生関係とは? ・水辺の自然を復元 学校ビオトープ ・生き物との共生を目指した住宅団地 [富山県自然植物園ねいの里初代館長 林 梅夫] 大地からの贈り物〜富山の自然・ヒト・共生〜 第5回 今、できること立山登山をしながら生き物との共生を考える ・森林のリサイクル ・地球温暖化の問題 ・雷鳥を守るために 「今、できること対談」 体感と会話 飲水資源(いんすいしげん) [元富山県ナチュラリスト協会会長 菊川 茂] 第16回 「子どもとやま県議会」 報告書委員会活動や本会議、参加した子ども団体の実践の記録など、子どもとやま県議会の記録を中心に、第1回から15回までの概要も収録。 お問い合わせ先 富山県映像センター 〒930-0096 富山市舟橋北町7-1(県教育文化会館) 電話番号:076-441-8455 FAX番号:076-441-5334