
江戸時代、たび重なる天災の影響で農民たちは飢饉のため苦しい生活を送っていた。そんな中、加賀藩の命を受け、椎名道三は十二貫野台地の開墾に取り組んだ。台地を開墾するには用水を引くことが絶対条件だったが、その灌漑事業は難工事と言われていた。しかし、椎名道三は測量の技術とこれまでの経験を生かして、たった2年間で十二貫野用水を完成させた。
この作品では、富山の偉人、椎名道三の業績と現在も豊かな農業地として発展している十二貫野台地を紹介する。また、十二貫野用水の特徴をわかり易く紹介するため、空撮の映像やCGを活用したり、現存する用水の取水口、隧道、分水口を映像で表したりした。