LSF59とやまの未来を描く③ [更新日:2025年7月11日] LSF59 とやまの未来を描く 第3回「学校を取り巻く環境の変化とこれからの教育」を開催しました。 🔵日 時 令和7年7月5日(土)13:30~15:30 🔵場 所 県民カレッジ富山地区センター学習室 🔵テーマ 学校を取り巻く環境の変化とこれからの教育 🔵講 師 富山大学 学長特命補佐 林 誠一 氏 はじめに 学校教育は変わってきている。子ども自身に考えさせ、動かせ、経験させ、子ども自身が自由に発言し、話し合う授業が行われている。林先生は、学校の教育とかかわりが少ない私たちにもわかるように、にこやかに具体的にお話しされた。 大きく変化する社会 日本の人口は、明治維新後に急増し、2004年をピークに急激に減少している。日本社会では高齢化も進んでいるが、今後も世界の人口は増え続ける。厳しい社会かもしれないが、子どもたちには「明るい未来がある」と伝えていきたいとお話しされた。 今の学校教育社会がどんなに変化しても、自ら課題を見つけ、自分事として、学び、考え、判断し、行動してほしい。学習指導要領に込められた願いをお話しされた。デジタル活用が進んでいる中、「人のために何ができるか」を大事にしたい。その言葉に共感を覚えた。 子供に求められる能力学習指導要領では、情報活用能力と探究的な学びが重視されている。また、それらの学びがどのように取り組まれているかを具体的に説明された。 能力等に対する需要の変化経済産業省の資料を示された。将来(2050年)必要とされるのは、常識や前提にとらわれず、ゼロからイチを生み出す能力である。 これからの教育にどう向き合うか人は生涯にわたり学び続ける存在であり、その基盤を培うのが学校教育である。富山県PTA連合会が発信している「子どもは、家庭で育て、学校で鍛え、地域で磨く」というメッセージを紹介された。 林先生は、①家庭・地域と学校は子どもを支える両輪、②子どもに夢を語る、③大人の意識改革を、大切にしたいと話された。 子どもたちの教育をより良いものにしたいと行動される林先生の熱い思いに触れた90分であった。 講師メッセージ(地区センターに掲示しています) 「教育ってオモシロイ!! 明るい未来の子供たちのために」 受講者の皆様からは ・興味深い内容でした。未来を考えた上で、今どうすればよいかを考えること!・小学校のパソコン授業風景を見てびっくり。子供のときから、あの環境にいたら、最新機器何するものぞ、となるんだろうな、と思いました。・学童の支援員をしているので、興味深い内容だった。・対話型の講義でおもしろかった。 などの感想をいただきました。 LSF59 令和7年度前期「とやまの未来を描く」は終了しました。前回までの活動紹介は以下のページにあります。 第1回 北陸新幹線「金沢・敦賀」2つの開業のインパクト 第2回 富山から世界へ-映像体験を通じて- お問い合わせ先 富山地区センター 〒930-0009 富山県富山市神通町二丁目12番20号 電話番号:076-441-0301 FAX番号:076-441-0328