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今回は19名が参加し、砺波地域の伝統文化に触れ、地域の自然や恵みを活かした企業の取り組みから学ぶ交流会となった。
はじめに訪問した南砺市井波は、2018(平成30)年、文化庁より日本遺産に認定された。「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館」と言われるように、今回訪問した八日町通りには、彫刻工房をはじめ、いたるところに七福神や十二支などの木彫刻が飾られていた。
瑞泉寺はこれまで3度の大火に見舞われており、宝暦12(1762)年の大火後の再建に併せて井波彫刻が産声をあげたとガイドから聞いた。今も山門に残る大火の跡を見ると、燃えなくてよかったとしみじみと感じた。また、山門の「雲水一匹龍」、太子堂の「手挟み彫刻」、堂内の欄間など、いたるところに彫刻装飾が見られ、井波彫刻の華麗で繊細、豪壮で大胆さを感じた。
井波の町、瑞泉寺の観光ガイド「井波の風」の解説は分かりやすく、参加者からの質問にも丁寧にこたえていただき、予定時間をオーバーすることとなった。
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