LPB4 ふるさととやま歴史紀行① [更新日:2025年5月21日] ふるさととやま歴史紀行 第1回 を開催しました。 つながる学びわくわく講座 つながるふるさと学びコース 地区連携型「ふるさととやま歴史紀行」第1回は、富山地区センターより配信しました。 〇日 時 令和7年5月19日(月)13:30~15:30 〇場 所 県民カレッジ富山地区センター学習室 〇講 師 富山市教育委員会埋蔵文化財センター 主任学芸員 宮田 康之 氏 〇テーマ 秀吉の佐々攻めと関連城郭 ─安田城・白鳥城・大峪城─ 最初に秀吉の佐々攻めについて概要を話されました。秀吉軍の編成を紹介され、「セレモニー的性格が強い」と説明されました。選抜の仕方や兵の数の割り振りなどの考え方を教わりました。また、安田城と関連城郭の相関図も示していただきました。冬の「さらさら越え」の話になるとこれだけで1時間かかると言われ、いずれまたお聞きしたいと思いました。 本題の安田城の講義では、専門的な内容を資料を基に説明していただきました。城の構築の順序、城郭と認定される条件、平城・山城・平山城の違い、城の立地と当時の交通要衝の関連、水堀の傾斜角についてお聞きしました。支城の説明の際に、会社で言うと本社と支社や営業所と例えられるなど親しみやすく話してくださいました。 白鳥城や大峪城についても、構造や切岸、堀、出土品などについて教えていただきました。まとめとして、安田城は戦国時代最末期の平城であり、城跡が全体像を知る貴重な手がかりとなっていて、全国的にも珍しいと言われました。安田城跡資料館は開館30年以上がたち、平成29年から再整備しておられるそうです。水堀に以前はスイセンを植えていたそうですが、中央植物園協力のもと県絶滅危惧種のカキツバタを展示することになったそうです。是非、現地に足を運んでみたいですね。 富山地区センターでの対面受講者の皆様からは、 「安田城周辺で秀吉や佐々成政が活躍していたことがよくわかりました。」 「現地の地名や建物などの名前をあげられ私達に身近に感じられ、もっと興味を持ってお聞きし、理解できたと思う。」 「内容がかなりマニアックで興味深かったです。城郭の歴史的価値が分かった。」 また、他地区センターでのオンライン対面受講者の皆様からは、 「富山県に住んでいながら地元の歴史をよく知らなかったので、今回佐々攻めの関連城郭のことを知れてよかった。」 「自分の住んでいる地域にどんな歴史があったのか、もっと知りたいと思った。いずれのお城もここまで詳しく発掘調査されていることは知らなった。」 「この講座の再確認をする意味でさっそく安田城に寄ってみたいと思います。」 などの感想をいただきました。 次回は、6月16日(月)新川地区センターからの配信です。 テーマは、「魚津の戦国山城 -松倉城とその支城群-」、 講師は、魚津市教育委員会生涯学習・スポーツ課 主査 的場 茂晃 氏です。 お問い合わせ先 富山地区センター 〒930-0009 富山県富山市神通町二丁目12番20号 電話番号:076-441-0301 FAX番号:076-441-0328