LAF22 もっと身近にSDGs④ [更新日:2024年12月15日] もっと身近にSDGs 第4回 を開催しました。 〇日 時 令和6年12月14日(土)10:00~12:00 〇場 所 トトン(富山市) 〇講 師 株式会社米三 常務取締役 増山 武 氏 〇テーマ 捨てるをまわす暮らしをつくる 「もっと身近にSDGs」最終回は富山市問屋町にあるトトンで行いました。コンクリートの建物でしたが、中に入るとカラフルでデザイン性の高い家具の数々に目を奪われました。講師の増山先生の実家は米三で、新しい家具を売り、その代わりに要らなくなった家具を引き取っていたそうです。引き取った家具は処分費まで支払って、捨ててしまう…そんな様子をもったいないと感じていたことが、トトン開業につながったとのこと。 トトンでは、家具以外にもストア、コワーキング、DIYの機能があるそうです。 まずはイベントスペースの見学をしました。ナイトトトンというイベントを開催しておられ、岐阜県飛騨市の「飛騨の森でクマは踊る」という森林資源循環を目標にしている企業とコラボして端材を活用するコーナーを設けたり、コワーキングスペースを利用しているカメラマンと写真撮影をしたりしているそうです。 随所に家具が再利用してあり、イスの脚でテーブルを作ったり、ベッドマットをソファー代わりにしたり、戸棚が部屋の入口になっていたり、アイディアが素晴らしいと一同感心しきりでした。昔の家具は贅沢な素材の使い方をしていて、今では採れない材木などもあるとのことでした。 更に、引き取った家具の保管場所や職人の作業場の様子も見学させていただきました。各家庭や店舗などから引き取った家具は、クリーニングだけをして売るものと、手を加えて新しい商品として売るものがあるそうです。家具なので保管するにしても、リメイクをするにしても広い空間が必要だと分かりました。 最期に、商品が陳列されている店舗を見ました。配置は暮らしが想像できるように工夫されているのだとか。 増山先生の、まだ価値があるのに捨てられそうになっている資源を大切にしたい、そして消費者が欲しいと思える完成度に仕上げたいという想いが伝わりました。 受講者の皆様からは、 「初めての会場でリメイクの素晴らしさを知りました。」 「昔の家具の高価値を大事にしたいと思った。」 「考え方次第でゴミがすてきな物に生まれ変わるんだなぁ。事業うまくいってほしいです。」 などの感想をいただきました。 これで、「もっと身近にSDGs」は終了しました。ありがとうございました。 来年度前期の講座のご案内は、2月を予定しております。よろしくお願いします。 お問い合わせ先 富山地区センター 〒930-0009 富山県富山市神通町二丁目12番20号 電話番号:076-441-0301 FAX番号:076-441-0328