古来、相撲は日本人の一大娯楽であり、時には神事としての役割を果たしてきた。富山には昔から相撲が盛んな地域があり、人々は相撲に親しんできた。今もなお、郷土出身力士の活躍に県民の大きな期待が寄せられている。
富山には、かつて二人の横綱がいた。「第二十代横綱 梅ヶ谷藤太郎」「第二十二代横綱 太刀山峰右衛門」である。明治時代後期、第十九代横綱の常陸山と共に「梅・常陸時代」を築いて大相撲をけん引した梅ヶ谷。圧倒的な強さを誇り、「無敵の常勝将軍」と言われた太刀山。その生涯にスポットを当てることを通して、国民を熱狂させた偉大な先人の功績を伝える。
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