LSF66とやまの魅力② [更新日:2025年12月3日] LSF66 とやまの魅力 第2回「美術鑑賞はこころの旅」を開催しました。 🔵日 時 令和7年11月28日(金)13:30~15:30 🔵場 所 県民カレッジ富山地区センター学習室 🔵テーマ 美術鑑賞はこころの旅 -「墨」にみる豊かな表現 🔵講 師 富山県水墨美術館 館長 桐井 昇子 氏 日々、美術のおもしろさを伝えておられる桐井先生より、美術鑑賞を楽しむヒントを教えていただいた。 富山県水墨美術館の概要 ー施設を知るー 豊かな自然と一体となった平屋造りの建物、日本家屋の雰囲気が味わえる展示室、展示作品を通して、日本文化の美を楽しめる美術館である。作品が展示されているガラスケースは、来場者の目線の高さを考えて設置されている。 水墨画とは 墨のこと、水墨画の語源、日本と西欧における墨の扱いの違い、日本画の特徴などについて学んだ。 旅を楽しむための7つのヒント! 会場のスクリーンに映された映像を見ながら、先生の問いかけに応えながら、作品を鑑賞するポイントを具体的に学んだ。調和のとれた展示となるよう、陳列順を入れ替えるなど、空間の使い方を工夫されていることを知った。 ①何が描かれているかを知る ②何が起こっているかを知る ③誰が描いたのかを知る ④何で描かれているのかを知る ⑤どのように描かれているかを知る ⑥何に描かれているかを知る ⑦どのように展示されているかを知る まとめ 美術鑑賞は、好き嫌い、心地よいもの、知らなかったこと、理解できないこと、人との違いなどを知る機会でもある。心を自由にして、自分を見つめ、自分を知る機会にしてほしいと結ばれた。 こんどのお休みの日に、水墨美術館へ「こころの旅」に出かけたいと思った。 講師メッセージ(地区センターに掲示しています) 「美術鑑賞は、自由な精神で 自分の価値観を見つめる『こころの旅』です.」 受講者の皆様からは ・水墨画の材料や道具の講座があるようなので興味を持ちました。・絵の見方を具体的に教えていただきありがとうございました。・水墨美術館の建物は秀逸だと思います。・展示の工夫があることを知り、これからはその様な点にも注意して観たいと思いました。・教えて頂いた7つのヒントを元に美術鑑賞しようと思います。・全てが新鮮で、目から鱗が落ちる思いでした。歴史や表現方法、考え方、とらえ方、全てが勉強となりました。・絵をみるにあたり、描かれているアイテムの意味をさぐるおもしろさを知ることができた。 次回の「とやまの魅力」は、12月19日(金)、富山県農林水産総合技術センター水産研究所 主任研究員 福西悠一 氏より、「富山湾の魚を増やす~作り育てる漁業」というテーマでお話を伺います。 お問い合わせ先 富山地区センター 〒930-0009 富山県富山市神通町二丁目12番20号 電話番号:076-441-0301 FAX番号:076-441-0328