LSF67 みんなの笑顔を守る② [更新日:2025年11月22日] みんなの笑顔を守る 第2回 を開催しました 〇日 時 令和7年11月22日(土)10:00~12:00 〇場 所 県民カレッジ富山地区センター学習室 〇講 師 (一社)日本樹木医会富山県支部 顧問 西村 正史 氏 〇テーマ 松川の桜を守る 毎年、松川べりにはきれいに桜が咲いている。しかしそれは維持管理をされているから。今回はどのようなことをされているのか教えていただいた。 最初に松川の歴史をざっとご紹介いただき、松川の桜の現状についてお聞きした。約3.9㎞の松川沿いにある桜は525本あり、維持管理のためにそれら全てに番号がついているそう。能登半島地震で松川の堤防を工事することになり、桜の伐採は最小限にとどめ、工事後に新たに植栽される予定とのこと。 次に、桜が被害に遭いやすい害虫を紹介された。それぞれの害虫がどこからやってくるのか、防虫対策や駆除の方法などをデータに基づいてご説明いただいた。トラップの捕獲数を調査することで、時期がずれてきたことなどをグラフで確認して対策につなげているそう。 松川の桜を次世代に引き継ぐために令和2年に「松川さくらサポーターの会」という会を設立した。一般市民の誰でもなることができ、勉強会や調査を行う。 また、桜が好む環境についても教えていただいた。日当たりの良い場所、そのためには10メートル以上の間隔を空けること、盛土を嫌うこと、水はけの良さなどが大切になるそうだ。 最後に、ソメイヨシノの誕生やワシントンへ送ったエピソードなどの歴史や、富山県最古の桜の移植について写真を交えて詳しくお話ししていただいた。県内の桜の品種もご紹介いただきました。 受講者の方々からは、 「毎年松川の花見を楽しんでいます。桜の維持管理に多くの方々がご尽力されていることを知り、関係の方々に感謝申し上げます。」 「桜を守っていただき感謝です。今日の講義で何気なく見ていた桜ですが、より関心が持てました。松川等の散歩を楽しみたいと思います。」 「きれいな桜の花を咲かせるのにいろいろな人の手が加わり一年に一度楽しめることに感謝を感じた。」 「松川の桜は毎年きれいに咲くものと思っていましたが、ずいぶん細かく手入れされていることを知りました。ありがとうございました。」 などの感想をいただきました。 次回は、 11月29日(土)「動物と人を守る ~日々命と絆にふれる往診日記、獣医師×防災士の立場からみる災害時の備え~」、講師は往診専門動物病院まりこ動物往診所 獣医師×中獣医針灸師×防災士 竹野 まりこ 氏です。 お問い合わせ先 富山地区センター 〒930-0009 富山県富山市神通町二丁目12番20号 電話番号:076-441-0301 FAX番号:076-441-0328