LAF30 続・伝統と継承④ [更新日:2025年11月21日] 続・伝統と継承 第4回 を開催しました。 〇日 時 令和7年11月20日(木)10:00~12:00 〇場 所 舟橋村立図書館、無量寺、竹内天神堂古墳(舟橋村) 〇講 師 舟橋村立図書館 名誉館長 髙野 良子 氏 〇テーマ ―村活性化のために― ・図書館の取り組み30年 今回は舟橋駅に隣接した舟橋村立図書館で名誉館長の髙野先生から舟橋村が発展してきた経緯と図書館設立の関係についてお聞きした。おおまかな流れとしては、富山市に合併しなかった理由、その後の村存亡の危機の克服、駅周辺の整備、図書館設立という流れがあったようだ。当時の村長の英断や村民の熱い想いが伝わってきた。 また、舟橋村立図書館ならではのコンセプトや取り組みを具体的に教えていただいた。富山県は図書館同士の連携が発達しており、読みたい本が他の図書館から取り寄せることができるので、需要に合わせて蔵書は厳選しているそう。村民の要望に応えながら図書館も成長していると言われた。 さらに、小中学校や地域との連携事業についても写真を交えて分かりやすくご説明いただいた。地域の人々が足を運びやすい仕組みが工夫されていると感じた。 今回は特別に、舟橋村役場の職員で学芸員の資格をお持ちの工藤さんに同席いただき、竹内天神堂古墳についてご説明いただいた。数年前に村史を作られたそうで、その際に調べられたことを基にご説明いただいた。埋葬されている人が定かではないこと、前方後方墳であることなど資料に基づいたお話だった。 後半は無量寺に移動した。無量寺では運よく報恩講のタイミングと重なり、普段は見ることができない掛け軸や内陣周りの装飾品を見ることができた。ばんどり騒動が起こった頃の様子や宮崎忠次郎、戦争時の疎開先となっていた頃の話なども丁寧にご説明いただいた。 さらに竹内天神堂古墳へ移動した。サギの騒音問題のため御神木が伐採されたばかりのすっきりとした古墳に登った。天候に恵まれ、剣岳がきれいに見えた。 最後に図書館に戻り、質疑応答を行って講座は終了した。その後、早速利用者登録をされる受講者もおられた。 受講者の皆様からは、 「舟橋村は初めて訪れました。駅と図書館が一緒になっているとは聞いていましたが、とても素敵な所でまた来たいと思います。」 「図書館について聞く機会がなかったので、いろいろ知れて嬉しかったです。寺や神社が近くにあったことすら、知らなかったです。天気が良くて山がきれいに見れて、記念すべき一日でした。」 「舟橋村に無量寺というこんな立派なお寺があったことにびっくり!見学させていただきありがとうございました。」 などの感想をいただきました。 今回で「続・伝統と継承」は終了しました。ありがとうございました。 来年度前期のつながる体験コースの情報公開は2月下旬です。よろしくお願いいたします。 お問い合わせ先 富山地区センター 〒930-0009 富山県富山市神通町二丁目12番20号 電話番号:076-441-0301 FAX番号:076-441-0328