令和7年度 高岡地区「教養講座」第8回を実施しました。 [更新日:2025年11月5日] 令和7年10月24日(金)14:00 ウイング・ウイング高岡 503/504研修室 演題 発達につまずきのある子ども 「わかる」「やりたい」を育む支援のヒント 講師 富山国際大学子ども育成学部 教授 河﨑美香 氏 講座の概要 子どもを見る「まなざし」を変える (障害観の転換) 子どもはそれぞれ自分の感じ方、伝え方、世界の見え方をもっている。障害をもつ子どもを“普通”に近づけようとすることで、その子が本来持っている“らしさ”や“強み”を見失ってしまう。変えるべきは子供をどう見るかの“マインド”です。環境や社会の在り方が障害を生じさせる 発達障害の子どもは、脳の働き方に偏りがあり、物事の捉え方や感じ方、行動に目立った違いが現れ、そのことで日常生活に困難が生じる。決して“親のしつけ”のせいではありません。疑似体験してみよう~“分かる”を支える、“できた”をつくる支援のヒント~ 計算問題の間違いはどこから? 数字の記憶(ワーキングメモリの負荷体験) 類推と指示の言葉かけ 伝え方の工夫(5W1Hで具体的に、必要なことだけ) 成功体験(「がんばろう」は「できた」から) 環境設定・活動内容の工夫 手先が不器用な子(軍手をして折り紙を折る、迷路をたどる)、運動の苦手な子(手足を使った山登り、平衡感覚、握力をつける) 「人と方法が違っても構わない」 受講者の感想から 障害児教育の一端に触れることができました。私たちには理解しがたいご苦労がきっとたくさんあり、携わっておられる先生方に改めて尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになりました。 私自身が心身ともに障害をもつ身であり、今日のお話は謎解きのような視点で拝聴することができました。パワーポイントの活字も大きく見やすいように配慮していただきました。 河﨑先生の丁寧で熱意あふれるお話、沢山準備していただいた体験活動も楽しくて、あっという間の90分でした。 これまで障害について少しは分かったつもりでしたが、まだまだだと気づきました。 お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872