LAC31「人々の暮らしと寺社」第1回を実施しました。 [更新日:2025年10月18日] 日 時 令和7年10月16日(木)13:30~15:30 会 場 高岡地区センター学習室 内 容 放生津八幡宮の由緒と曳山・築山行事 講 師 放生津八幡宮 宮司 大伴 泰史 氏 【講座の概要】 前半は放生津八幡宮の由緒について古文書をもとに、天平年間に大伴家持が創建した古社であり、当時より放生会式(ほうじょうえしき)を営んでいること、そして、この放生会が放生津の地名の由来となっていることなどについて話された。また、その歴史についても、戦国期の上杉謙信との戦乱により焼失したことをはじめとして幾度となく社殿を焼失し、その都度再建してきたこと、宗像三女神ほか多くの神々が祀られていることなど話された。 後半は曳山・築山行事についてスライドを中心に、宵祭りにあたる9月30日の築山行事(迎魂式)、秋季祭礼の安全を祈願する前夜祭、曳山13台が供奉する神輿渡幸祭(みこしとこうさい)、10月2日の築山神事、放生会式などの各神事の様子をわかりやすく話された。また、築山にも各曳山にも人形が据えられており、この人形はいずれも神様の依り代の役割を果たしていることなども話された。 最後に、各町の曳山について、建造の記録、その推移、王様人形・前人形、標識(だし)について詳細な比較資料をもとに話された。その中で話された安永4年の曳山騒動についての話には受講者は興味深く聞き入っていた。 【受講者の感想】 ・講義の内容がとても新鮮で楽しかった。当時の放生津八幡宮の状況が想像できました。漁師町の祭りでありながら、山の神、海の神を祀っており、多くの神様がおられることが判りました。 ・私にとって放生津八幡宮はあまりなじみのない神社でしたが、大伴先生の今日の講義で概ね知ることができました。次回の現地研修では深く知ることができると思っております。楽しみにしています。 ・放生津の歴史、そして曳山騒動の経緯を知り大変参考になりました。 【次回のお知らせ】 日 時 令和7年10月30日(木)13:30~15:30 会 場 放生津八幡宮、内川周辺 内 容 放生津八幡宮、内川を訪ねる 講 師 放生津八幡宮 宮司 大伴 泰史 氏、 射水市観光ボランティアの方々 お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872