令和7年度 高岡地区「教養講座」第6回を実施しました。 [更新日:2025年8月9日] 日時 令和7年8月8日(金)14:00~16:00 会場 ウイング・ウイング高岡 503/504研修室 演題 正しく知ろう認知症! ~気持ちが明るくなるケア~ 講師 富山短期大学健康福祉学科 学科長・教授 井上理絵 氏 講座の概要 認知症とは 後天的な脳の障害(病気)によって、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態をいい、日本人が要支援・要介護状態になった原因の第1位(17%)が認知症である。(厚労省「国民生活基礎調査2022」)認知症基本法の成立 認知症の人の尊厳保持と希望をもった暮らしの実現をめざし、基本理念を定めた(2023)。 ① 自らの意志による日常・社会生活が営めるように ② 国民の認知症への正しい理解・理念を促進する ③ バリアフリーを推進し、活動参加機会を確保する ④ 保険医療・福祉サービスの切れ目のない提供 ⑤ 認知症の人の家族等への適切な支援を行う認知症予防のポイントア 生活習慣(食事・運動・睡眠など)の改善 イ 認知機能トレーニング(学習、新しいことに挑戦) ウ 社会との繋がり(社会活動への参加) エ ストレス管理(リラックスする時間を持つ) オ 聴力・視力の保護・矯正、メンタルヘルスケアなど3つの認知症ケア ユマニチュードケア(優しさを伝えるケア技術、哲学) バリデーション(尊敬と共感をもって関わることを基本とし援助するコミュニケーション法) タクティールケア(柔らかく包み込むように皮膚を撫でるスウェーデン独特の方法) 受講者の感想から 現場での事例は、分かりやすくて、楽しく理解ができました。 多くの方が経験した(している)親や配偶者の介護。今日は自分事としてお話を聴くことができました。 家族の介護を経験して分かったことは、当時の自分は、かなりつらく孤立していたことです。次回は、認知症ケアの方法について学んでみたくなりました。 MCI(軽度認知障害)について解説があり、大変興味深く学ぶことができました。 老いは避けられないことであり、認知症もその一つだと改めて認識しました。 次回予告 第7回教養講座 8月29日(金) 14:00 演題:オンリーコネクト(すべてはつながっている) 講師:元関西外国語大学国際言語学部 教授 英語“ワクワク授業”研究所 代表 中嶋洋一 氏 お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872