令和7年度 高岡地区「教養講座」第5回を実施しました。 [更新日:2025年7月28日] 日時 令和7年7月25日(金)14:00 会場 ウイング・ウイング高岡 1階交流スペース 演題 栄光のギター スペインの光と影 講師 四十谷ギター学院主宰 クラシックギタリスト 四十谷隆司 氏 講座の概要 ギターの歴史 現在、ギターは様々な種類に分かれており、世界中で愛好家が最も多い楽器と言える。 ギターの初期は、ルネサンス時代(14~15世紀)に登場する。その後、バロック時代(17世紀)にかけてバロックギターが一般に広がった。G.サンス(1640~1710、スペイン)らが価値ある作品を残している。 18世紀末には6単弦ギターがつくられ、演奏技術や作曲技法が飛躍的に向上した。F.ソル(1778~1839、スペイン)が当時最高のギターリスト・作曲家として活躍する。 その後、大きな演奏会場でオーケストラが奏でることが好まれるようになり、デリケートで音量が小さいギターは次第に日陰に追いやられるようになる。 そんな中で、スペインに天才ギターリストF.タルレガ(1852~1909)が現れた。その名演奏によって人々を魅了し、「近代ギター音楽の父」と呼ばれるにふさわしい。ギター音楽の名曲中の名曲『アルハンブラの想い出』はタルレガの作曲である。 ギター独奏 禁じられた遊び (A.ルビーラ) 「スペイン組曲」より エスパニョレタス、カナリオス(G.サンス) ワルツホ長調、メヌエット イ長調 (F.ソル) ラグリマ、アルハンブラの想い出 (F.タルレガ) スペイン舞曲第5番 (E.グラナドス) 入江のざわめき (I.アルベニス) 聖母の御子 (カタロニア民謡) 受講者の感想から ヨーロッパ史とギター音楽が分かりやすく示され、講義としても素晴らしく、新鮮な気持ちで拝聴しました。 昔クラシックギターをやっていたので、本当に懐かしく、まさに演奏を傾聴しました。 お話は名曲『禁じられた遊び』の演奏からスタートしました。ギターの生演奏は本当に久し振り。心と体が芯から癒やされました。 次回予告 第6回教養講座 8月8日(金) 14:00 正しく知ろう認知症~気持ちが明るくなるケア~ 井上理絵氏(富山短期大学教授) お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872