LSC60 ダイバーシティって何?共生社会について考える 第3回を実施しました。 [更新日:2025年7月14日] 日 時 令和7年7月9日(水)13:30~15:30 会 場 高岡地区センター学習室 内 容 ともに生きるとは~凸凹は地球を救う⁈~ 講 師 一般社団法人Ponteとやま 代表理事 水野 カオル 氏 【講座の概要】 〇Ponteとやまについて・「みやの森カフェ」と「シェアハウスLiberoみやの森」を拠点に活動している。・カフェでの相談や就労サポート、フリースタイルスクールなど子どもたちの支援を中心にした活動のほか、認知症カフェや県委託の青年期発達障害等居場所事業なども行っている。 〇フリースタイルスクール・不登校(傾向)の小・中学生、休学・退学した高校・大学生などが安心して自己表現できる「居場所」であり、自己理解と自己肯定を深めるための「学び」の場として運営している。・発達障害の診断のある子が多い。 〇発達障害とは・発達が凸凹している子どもは多く存在するが、そこに適応障害が加わって初めて「発達障害」と診断される。・医学用語では「神経発達症」と言い、その特性ゆえに社会適応に困難がある。 〇就労サポート(高齢者施設における取組み)・働きたいけど働けない若者たちと深刻な人手不足に悩む介護現場をマッチングするには、環境調整と「通訳」ができれば可能だと考えた。・課題は数多くあったが、特養、清掃会社とも協力してPonteクリーンチームを結成し、若者たちが継続して働けるための工夫をしていった。 〇インクルーシブ社会の実現に向けて・インクルージョンとは、排除しないという意味であり、人を大切にするということは自分を大切にすることにつながる。・私たちにできることは、多様な受け皿を作ること、ネットワークの輪を広げること、より多くの人に届くよう発信していくことだ。・多様性を受け入れるダイバーシティマインド、誰もが当事者であるという視点を持つことが大切。・凸凹はあるのが当たり前で、得意不得意はみな違うが、助け合えれば大きな力になる。 【受講者の感想】 ・知らなかったことが多く、大変勉強になりました。これからもインクルーシブ社会実現に向けてがんばっていってください。 ・フリースタイルスクールは非常に重要ですが、利用者のサポートはとても大変だと思います。今後も頑張っていただきたいです。 ・福祉関係の職場の話をいろいろ聞いていたが、それとはまた違う考え方であった。これからの活動に期待します。 LSC60「ダイバーシティって何?共生社会について考える」は今回で最終回となります。 ありがとうございました。 お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872