LAC27 つながる学びわくわく講座つながる体験コース「人々の暮らしと神社」第3回を実施しました。 [更新日:2025年7月5日] 日 時 令和7年7月3日(木)13:30~15:30 会 場 高岡地区センター学習室 内 容 「有礒正八幡宮の由緒と金屋町との関わり」 講 師 有礒正八幡宮 宮司 上田 正宙 先生 【講座の概要】 ○祈りと祭り 日々の暮らしの中で使われている信仰に係わるさまざまな言葉を、大和言葉の視点からわかりやすく、ユーモアを交えて話された。一例をあげると、「八幡宮」では「必勝祈願」が多いが、これは戦いに臨んで神に「誓い」をするものであり、決して「必勝」を「お願い」するものではないこと、「誓い」は「ち」「交ふ」のことばが元であり、この「ち」とは人間の力が及ばないものを意味する言葉であることなどを話された。 「まつり」の語源は、待つ(神が宿るのを待つ)、奉る、従う(まつろう)(親に従う、先祖に従う)などの諸説があること、「祓え」とは、けがれを祓うことであり、「け」とは食であり、食が枯れることのないようにすること、「獅子舞」や「御輿」は町・里の邪気を祓うためのものであることなどをわかりやすく話された。○有礒正八幡宮の由緒 渋谷(しぶたに)の浜に有礒宮と称する「まつりのにわ」があり、氷見七浦の守護神とされたが、荒波の浸食が激しく御祭神を「浜」と「丘」に遷座したと伝えられている。「丘」に遷座された有礒宮が、その後数度の遷座の後、川原町の横田正八幡宮に合祀され、千保川氾濫のため社地を現在の横田町に動座され、現在に至っている。○御印祭と金屋町 明治19年に有礒正八幡宮に合祀された琴平羅社には、大己貴神(オオナムジノカミ)、石凝姥神(イシゴリドメノカミ)、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)、前田利長公の四柱の神が祀られており「金屋四神」といわれている。中でも、大己貴神は古くから金屋町鋳物師の守護神として厚く尊崇されている神である。毎年6月20日に行われる御印祭は、前田利長の遺徳を偲んでその命日に執り行われているものである。 【受講者の感想】 ・前半の祈りと祭りが大変興味深かった。神に関わる言葉や習俗の意味することをひもといて下さり、意義深く拝聴しました。有礒正八幡宮で、年に数回でも、このような講座を開いて下さると有難く嬉しく思います。改めて、自分は日本人であると感じました。 ・大和言葉について丁寧に説明いただき、神社とのつながり、古くからのしきたりなど改めて考えることができて感謝します。 【次回の講座案内】 日 時 令和7年7月10日(木)13:30~15:30 会 場 有礒正八幡宮、金屋町 内 容 有礒正八幡宮、金屋町を訪ねる〈現地研修〉 講 師 有礒正八幡宮 宮司 上田 正宙 先生、 高岡市観光ボランティア お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872