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玉永寺文書(ぎょくえいじもんじょ)

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 玉永寺は、天文の頃(戦国時代)宝寿によって開かれた浄土真宗本願寺派の由緒ある寺院である。
 この寺院は、戦国時代、越中の守護神保長職や上杉謙信の保護を受け、また、寺領の寄進を受けるほどの力があったといわれる。江戸時代でも、知行千石にも相当するといわれる梅鉢の紋が許され、幕末には、越中真宗寺院のうち39か寺をたばねるほどの有力な寺院であった。
 当寺伝存の21点の古文書は、一道場から出発し、寺院となり、戦国大名・前田家の保護を受けながら、門徒衆と真剣に生き抜いてきた地方真宗寺院の生きざま、発展・興隆・衰退の過程を知ることのできる好資料である。
 主なものに、天文14年(1545)の神保長職制札、京都常楽寺と越中門徒の関わりを示す手紙、玉永寺由緒書上げなどがある。
指定・種別
県・有形文化財(書跡・典籍・古文書)
員数
21点
指定年月日
昭和40年10月1日
所在地
富山市水橋大町560
所有者・管理者
玉永寺
問合せ先
富山市教育委員会生涯学習課
076(443)2137
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