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直坂遺跡(すぐさかいせき)

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 遺跡東南部の斜面で先土器時代及び縄文時代の草創期と早期の中心部が、また西北部平坦地西側谷沿いで縄文時代中期の中心部がそれぞれ発見された。
 先土器時代の遺構として赤土層に掘った浅い穴があり、2つの層の数か所に石器が集中していた。
 そこは石器製作所や住居の跡と考えられ、調理の跡であるのか、火熱を受けた礫が集中する場所もあった。
 遺物の石器は打製のナイフ形石器、石刃、局部磨製石斧などで、接合できるものもあり、近辺の石や遠くから運んできた黒曜石などを用いている。
 縄文時代草創期の遺物で目立つ物は少ないが、早期では、多数の回転押型文土器が発見されている。
 縄文時代中期の遺構や遺物としては、6棟の竪穴住居跡と数多くの土器や石器が発掘されており、磨製石斧の中には、製作途中のものや破損して再加工したものまで発見された。
指定・種別
国・記念物(史跡)
員数
1
指定年月日
昭和56年4月11日
所在地
富山市舟新字小野割、舟倉字谷内割
所有者・管理者
富山市他3名
問合せ先
富山市教育委員会埋蔵文化財センター
076(442)4246
詳細関連情報
地図