つながる体験コース「となみ野散策 -ブラとなみ-」 第4回を実施しました。 [更新日:2024年11月30日] 日 時:令和6年11月30日(土)9:30~11:30 場 所:砺波市 チューリップ公園周辺 講座題:「チューリップ公園周辺を歩く 四季彩館-水車苑-郷土資料館」 講座風景 チューリップ四季彩館は、年間を通じてチューリップを栽培展示しています。季節ごとに展示を工夫されており、訪れた日は、華やかなクリスマスバージョンの展示でした。 学芸員の早苗さまから、チューリップの育て方、四季彩館で行っている展示の工夫などを説明いただきました。 続いてチューリップ公園内にある水車苑を訪れました。ここでは、農民の苦労を少しでも楽にしたいと考え、「らせん水車」を発明した元井豊蔵(ぶんぞう)について、砺波地区センター 山本学専員から説明がありました。 チューリップ栽培を広めた水野豊造(ぶんぞう)とらせん水車を発明し、全国に広めた元井豊蔵(ぶんぞう)。「『ぶんぞう』は砺波に大きく貢献する名前です。生まれ来る子どもに名付けてみられてはいかがでしょうか」とのことでした。 雨にしっとりと濡れたチューリップ公園を横切り、砺波郷土資料館を訪れました。 郷土資料館の建物は、砺波駅前に建築された旧中越銀行本店を移築したもので、「当時の和洋折衷の擬洋風建築の到達点といえる」と副館長の脊戸さまより解説いただきました。砺波を代表する建築家 藤井助之丞 の作で、銀行としての厳格さ、重厚さを備え、なによりも堅固であることが求められたようです。入口天井部には鏝絵職人 竹内源造 の作品も見られます。 さらに、学芸員の清水さまからは、ヨーロッパの革の装飾品「金唐革」(きんからかわ)を模して紙で作られた「金唐革紙」(きんからかわかみ)についても紹介をいただきました。 2階の特別展示は、公開日が限られており、当日は拝見することができませんでしたが、再び訪れる楽しみができました。 受講者の方からは、「普段目にしている各施設だったが、実際に説明を聞きながら巡ることで新しい発見があり、世界が広がった。」といった感想が寄せられました。 ----------------------------------------------------------------------------------- この講座は、豊かな自然と歴史に彩られた郷土の姿を、現地研修を通じて改めて見つめたいと考え、企画しました。実際にその場所を訪れ、自分の目で確かめることや、歩いて実感することの大切さと楽しさを感じることができました。講師の先生方、本当にありがとうございました。 お問い合わせ先 砺波地区センター 〒932-0114 小矢部市清水95-1 電話番号:0766-61-2020 FAX番号:0766-61-2008