県民カレッジ委託 砺波地区教養講座「豊かな心と新たな知を求めて」 第5回を実施しました。 [更新日:2023年8月16日] 日 時 : 令和5年8月9日(水)14:00~16:00 場 所 : 小矢部市民交流プラザ 講 師 : 影絵師 ジャック・リー・ランダル 氏 講座題 : 【お話と影絵】「富山の美しさに魅せられて、僕は影絵師になった」 講座風景 第5回は、富山市を拠点に活動する「影絵師」ジャック・リー・ランダルさんをお迎えし、影絵の実演と、ジャックさんが拠点とする富山県の魅力について訊きました。 はじめにOHPを使って「赤ずきん」と「三匹の子ぶた」を影絵で上演されました。ジャックさんなりにストーリーや場面にアレンジを加え、ナレーションも含めて演じられました。 2人の娘の父親になってからは、「女の子は男の人に助けてもらわなきゃ」というメッセージを「赤ずきん」から受けとってほしくないと思うようになり、カンフーでオオカミをやっつける場面にアレンジしたそうです。 富山県には、1999年日米合作の人形芝居『怪談─Kwaidan』のプロジェクトで初来日したこと、富山空港から見えた景色の素晴らしさや富山の人たちの人間的な温かさとアートへの感性にすっかり心を奪われ、ALTとして再び富山に戻ってきた経緯などを語られました。 受講者の皆さんからは、「ユーモアのあるストーリー、強い者と弱い者の逆転など、新しい感覚の話に興味がわきました。影絵って大人も楽しめますね。」「影絵のパーツを自分で動かしてみて、初めてその仕組みが分かりました。案外単純でアナログな世界、だからこそ微妙な心象表現が可能なのですね。」「モノクロだからこそ想像力をかき立てられるのが影絵の魅力」など、普段、接する機会のない影絵の世界に引き込まれた。童心に返って影絵の楽しさを満喫したという声が聞かれました。 また、「縁あって富山に来ていただき、富山が好き!という思いが伝わり、富山県にしか住んだことがない私には、とても嬉しいことでした。」「自分の好きを大切にして、人との出会いを大切にして、素直に誠実にユーモアを忘れずに過ごしていらっしゃると感じました。きっと出会う人を笑顔にしてくれる力があるのではと思います。」「これからも富山との縁が長く続きますように、ますますのご活躍を応援しています。」など、ジャックさんの人柄や生き方に共感した感想も多数ありました。 ------------------------------------------------------------------------- 次回は9月20日(水)14時~庄川生涯学習センター 第6回「サイバー犯罪に遭わないための対策や心構え」 講師は 富山大学総合情報基盤センター 准教授 沖野 浩二 氏 です。 お問い合わせ先 砺波地区センター 〒932-0114 小矢部市清水95-1 電話番号:0766-61-2020 FAX番号:0766-61-2008