LSC60 ダイバーシティって何?共生社会について考える 第2回を実施しました。 [更新日:2025年6月13日] 日 時 令和7年6月11日(水)13:30~15:30 会 場 高岡地区センター学習室 内 容 多文化共生~多様性が地域の力になる~ 講 師 NGOダイバーシティとやま 代表理事 宮田 妙子 氏 【講座の概要】 〇多文化共生を考えるときのキーワードは「あたりまえ」 ・1993年の富山国際学院開校当時は、日本人、留学生双方にとって不安が大きく、多文化共生とは程遠い時期だった。 ・この30年でいろいろな交流が生まれ、以前のような地元の人との軋轢は少なくなり、昔ながらの近所づきあいも生まれるようになった。 ・外国人住民にも多くの市民団体があり、防災について学んだり、交流事業や災害ボランティアを行ったりするなど地域で活躍している。 ・一方で、外国人住民は多くの困りごとを抱えており、特に災害時において顕著に現れた。 ・災害時の困りごとは平時の困りごとの延長であり、平時から「互いが互いを支えあう存在である」という自覚を持つことが大切だ。 ・共生のために大切なのは見方を変えることだ。今まであたりまえだと思っていたことは、実は他の人から見ればあたりまえではないかもしれないと考えてみる。多様な見方を味方にしよう。 ・外国ルーツであってもなくても「この地域でともに暮らし、この地域を一緒に作っていく人」が肝である。 ・多文化共生、ダイバーシティの基本は、他者へ思いを馳せることだ。 ・違いが掛け合わさると、おもしろいことが起こる。多文化共生社会形成の成否が、富山県の10年後を左右する。 【受講者の感想】 ・知り合いにイスラム教の人はいないけれど、近くの小学校に通う子どもたちを見かけることはあります。もっと交流を持つ機会に参加したいと思いました。 ・地震の時、輪島や珠洲で外国人の方たちが炊き出し活動を頑張られたことは知らなかったです。 ・外国の方とのふれあいどころか、他県から来られた方とさえ、いろいろ壁を作っているような環境で生活している自分を反省し、とりあえず偏見を取り除かねばと思いました。 ・外国人に限らず、日本人でも、障害を持つ方でも、隣の人でも、自分の「あたりまえ」が通用しないということをやっとわかってきました。やはり、「多文化共生」には、交流が大切だと思いました。 【次回予告】 日 時 令和7年7月9日(水)13:30~15:30 会 場 高岡地区センター学習室 内 容 ともに生きるとは~凸凹は地球を救う?!~ 講 師 一般社団法人Ponteとやま 代表理事 水野 カオル 氏 お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872