LAC27 つながる学びわくわく講座つながる体験コース「人々の暮らしと神社」第2回を実施しました。 [更新日:2025年5月25日] 日 時 令和7年5月22日(木)13:30~15:30 会 場 射水神社 内 容 「射水神社、古城公園を訪ねる」 講 師 射水神社 権禰宜 嶽 徹 先生 権禰宜 田中 天美 先生 【講座の概要】 あいにくの小雨のため、射水神社を中心とした現地研修に変更した。射水神社の施設について(嶽 権禰宜より) 現在の手水舎、鳥居について、その建設の経緯について話された。特に、前回(平成27年)の式年大祭の折に造られた鳥居について、20年に1度の伊勢神宮の式年遷宮の際に出されたものをもらい受けたものであること、建っている場所には50年ほど前にも木製の鳥居が設置されており、それは昭和天皇が即位された折に大嘗宮(だいじょうきゅう)で使用されていた鳥居をもらい受けたものであったことなど、その由緒についてユーモアを交えて話された。社殿の見学(田中 権禰宜より) 社殿は、本殿・中門・拝殿で構成されており、現在は一つの建物として造られているが、元々は別棟であったことを説明された。また、その姿は社殿への渡り廊下に掲げてある写真でも確認できる。また、本殿前に「流水紋八稜鏡」が置かれているが、これは本殿内に安置されている鏡を複製したもので、地元企業が奉納したものであるが、その製作にあたっては十数度の失敗を繰り返しながら作られたなどの逸話も紹介された。また、今回の記念事業として行われた 銅板屋根葺き替え工事についても、野地板(屋根の下地材)には、昨年の能登半島地震で大きな被害を受けた能登地方の復興を願い能登産のアテ材を使っていることなども紹介された。御鳳輦(ごほうれん)の見学 新造にあたっての苦労話を交えながら説明された。地元の舟木工匠をはじめとして、高岡漆器、井波彫刻の技術などを集めて製作されたものであること、屋根の漆には金粉、アルミなどを混ぜてあり、現在黒く見えている屋根が、今後、色が変化していくことなどを紹介された。 【受講者の感想】 ・なんと表現していいのか言葉も見つからないような貴重な一時でした。二上から遷られた際の経緯を伺って、田畑になっていたかもしれなかったことなどは大変重く受け止めました。 ・射水神社の鳥居が、伊勢神宮のものであるとか、昭和天皇の即位の時に使っていたものであるとか、歴史があることがすばらしいと感じました。御鳳輦の屋根の色が変わることに興味を持ちました。 ・高岡に住んでいながら「射水神社」について知らないことがあまりに多く、良いお話を楽しく教えていただきました。ありがとうございました。 ・受講前までのイメージが変わりました。射水神社が発展してこられた様子がわかりやすく説明されて、大変満足いたしました。 ・射水神社の神々しさと新緑の美しさの中で学べたこと、感謝しております。説明してくださるお言葉も心に触れることが多く、あっという間の2時間でした。ありがとうございます。 【次回の講座案内】 日 時 令和7年7月3日(木)13:30~15:30 会 場 高岡地区センター学習室 内 容 有礒正八幡宮の由緒と金屋町との関わり(講義) 講 師 有礒正八幡宮 宮司 上田 正宙 先生 お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872