LAC27 つながる学びわくわく講座つながる体験コース「人々の暮らしと神社」第1回を実施しました。 [更新日:2025年5月19日] 日 時 令和7年5月15日(木)13:30~15:30 会 場 高岡地区センター学習室 内 容 「射水神社の由緒と暮らしの中の神社」 講 師 射水神社 宮司 炭谷 淳 先生 【講座の概要】 白山比咩(しろやまひめ)神社、射水神社について 炭谷宮司が最初に奉職された石川県の白山比咩神社について、全国の白山神宮の総本宮としての位置づけ、奥宮勤務の様子などを話され、その後、現在勤務されている射水神社の神職としての日常を紹介された。その中で、射水神社は崇敬神社であり氏子は持たないという話には受講者は少し驚きを持って聞いていた。 射水神社の 四季折々の祀りについて 射水神社で一年間に執り行われる様々な祭事について、多くの画像を用いてわかりやすくお話しされた。伝統的な祭事である歳旦大祈願祭、祈年祭、四月の例祭、夏越大祓、新嘗祭、年越大祓をはじめとして、皇室に深く関わる紀元祭、天長祭、神嘗奉祝祭などの祭事、茶筅塚祭、包丁塚祭、鰻奉献無病息災祈願祭などの日々の暮らしに密接に関わる祭事などをその謂われを含めてわかりやすく紹介された。 射水神社の由緒について 元宮である二上射水神社は780年に「越中国射水郡二上神従五位下」の神階を授けられた北陸地方屈指の大社であり、盛時には社領は城光寺、手洗野、大門、渋谷に及ぶ広大なものであったと紹介された。その後、戦国期までに幾多の兵火などにより衰退したが、江戸時代に前田家の祈祷所として復興し、明治時代の神仏分離令により、明治8年9月16日に、二上から高岡城本丸跡に遷座された。明治33年の高岡大火により社殿が焼失し、二上への復座も検討されたが、高岡古城での復興となり現在に至っている。 御遷座150年「式年大祭」について 高岡城本丸跡への遷座後、10年毎に式年大祭を斎行してきている。今回の記念事業として、社殿の銅板屋根の葺き替え、「御鳳輦(ごほうれん)」の新造などについて話された。特に、「御鳳輦」については、鳳凰の製作は井波彫刻にて、彩色は富山大学芸術文化学部においてなされるなど地域社会と密接につながって行われていることを詳しく説明された。 【受講者の感想】 ・高岡の歴史、射水神社の歴史について勉強になりました。射水神社で一年間に多くの祭事が行われていることを知り、驚いています。宮司様始め関係者の方々の人々に対する気持ちに感謝します。 ・射水神社の由来と年中行事の意義について細かく説明を受け、少しは行事の謂われを知ることができました。射水神社社殿の度々の焼失、再建の歴史も大変だったと思われます。 ・射水神社の古代から現代への流れをわかりやすく説明していただきありがとうございます。射水神社と二上射水神社との関係が判りよかったです。 ・日頃、慣れ親しんでいる古城公園、射水神社の歴史を聞かせていただき、改めて重みを感じながら、ゆっくり訪ね、大切に守っていければと思いました。 【次回予告】 日 時 令和7年5月22日(木)13:30~15:30 会 場 射水神社、古城公園 内 容 射水神社、古城公園を訪ねる〈現地研修〉 講 師 射水神社 宮司 炭谷 淳 先生他 職員の方々 お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872