LSF5 とやまブランドを探究する-舞台は富山-② [更新日:2022年6月22日] LSF5 とやまブランドを探究する-舞台は富山- 第2回「情熱は伝播する!67歳の挑戦!」 を開催しました。 🔵日 時 令和4年6月17日(金)13:30~15:30 🔵場 所 県民カレッジ富山地区センター学習室 🔵テーマ 情熱は伝播する!67歳の挑戦! 🔵講 師 トレボー株式会社 代表取締役社長 中山 安治 氏 酒屋をはじめた理由と店舗経営 東京の大学卒業後、高岡に戻り、「なかやす酒販」を創業された。顧客に喜んでもらえるよう工夫を重ねるとともに、いち早くコンビニ店を開店された。 規制緩和による顧客の激減を機に、コンビニ店を閉じ、ワインと日本酒の専門店に集中されることになった。またソムリエ学校にも通い、オンリーワンの店づくりに邁進された。 酒屋経営のお話から、成功の裏にはいくつもの苦難があったことが伺えた。「出過ぎた杭は打たれない」「ありがとうを1日20回言う運動」「結果には原因がある」など、中山氏の信条は参考になった。 67歳の挑戦 ー社会への恩返し- 45年間続けた店を67歳で息子に譲り引退されたが、社会へ恩返ししたいと、百年続くワイナリーを造ることを決意された。 熱い情熱を胸に、持ち前の行動力で、場所探しや仲間集め、資金調達に奔走され、フランス語で「とても美しい」という意味の「トレボー」を社名に冠した会社を創業された。またワイナリーは「ドメーヌ・ボー(美しいワイナリー)」と名付けられた。 受講者は、ワイナリーや醸造所の写真を見ながら、その美しい自然景観、ブドウ作りやワイン造りの基礎、ITを活用した取り組みについて学んだ。 コート・ドール構想 「立野原にいると、その美しい自然を一人占めしている気分になる」17haの畑に4万1千本のブドウの木は、全国トップクラスの規模だ。中山氏の情熱が方々に伝わり、地域の方々の協力・理解を得て、百年続くワイナリーがスタートしている。 走り続ける中山氏の次なる願いは、この立野原を果樹の郷にすること。その「コート・ドール構想」についてお話を伺った。美しい自然から、元気をもらえる場所になるようで、とても待ち遠しい。 ワインの楽しみ方について 最後に、失敗しないワイン選びについても教えていただいた。自分の予算に合わせ、好きな味のワインを選ぶこと。そしてワイングラスで楽しむこと。 本日は、とても元気になる話をいただいた。 「IT化と農業の融合したワイン製造工程がおもしろいと思った。」「成功する事業者の『成功の哲学』の一端が聞けたと思います。考え方・見方を変えることで、結果が大きく変わっていくという強い信念が感じられた。」 「わかりやすく、とても楽しいお話でした。ありがとうございました。ワイナリー計画が順調に進みますようお祈り致します。」「ワインの飲み方、楽しみ方が大変参考になった。」「今日のようなお話を、若い世代も聞けたらいいなと思いました。」 「何事も他人を煩わしたら、必ず『アリガトウ』と云おうと。シンプルで良い言葉ですね。さっそく、これから使おう。」 などの感想をいただきました。 次回は、7月22日(金)「景観創造による農業経営-舟川春の四重奏とともに-」 講師は、有限会社チュリストやまざき 代表取締役 山崎 修二 氏 です。 お問い合わせ先 富山地区センター 〒930-0009 富山県富山市神通町二丁目12番20号 電話番号:076-441-0301 FAX番号:076-441-0328