LSC17 雪と人と私の富山暮らし 第3回を実施しました。 [更新日:2022年11月17日] 日 時 令和4年11月15日(火)13:30~15:30 会 場 高岡地区センター学習室 内 容 雪かきで地域づくり!? 講 師 富山大学 地域連携推進機構 講師 塩見 一三男 氏 【講座の概要】 ○雪国の問題の今昔 ・雪害問題の歴史的推移は、昭和20年より以前の古典的雪害、昭和20年以降の近代の雪害、そして最近の現代の雪害と大きく3つに分けられる。対応の重点は人命→経済→社会と変化しており、対応する主体も個人や集落などの共同体→国や地方行政→地方自治体と住民組織へと、ともに変化している。 ・雪害による死者や負傷者も、例えば五六豪雪では30代が一番多くなっており、若い世代の方がけがや事故が多くなっているが、現代は65歳以上が一番多くなっており、昔は3,40代が中心となって行っていた雪かきだったが、現代は高齢者が行うことが多く、高齢化社会が反映されている。 ○共助除雪について ・共助除雪とは、住民同士で協力して雪かきを行うことである。その時に、どのエリア(範囲)で活動してもらうのか、どこまで(屋根か、敷地内か、道路や歩道も含むのかなど)行うのか、誰にやってもらうのか、いつ(事前に活動日を決めるのか、降雪に応じてか)行うか、どのように(機械を使用するか、有償か、無償かなど)行うかなど整理する必要がある。 ○共助除雪の事例について ・全国で行われている共助除雪の事例紹介があった。自治会有志によるボランティア組織で高齢者宅の除雪や地域内の雪問題を解決する組織、自治体で除雪隊を結成し、レンタルした大型除雪機械で排雪処理を行う組織、広域からボランティアを募集し、非豪雪地帯からのボランティアにはDVDを制作し雪かきの仕方を教え、人数を確保している組織など、いろいろな取組が紹介された。 【受講者の感想】 ・除雪とは個人の仕事だと思っていましたが、今日の講座で共助除雪の取り組みが進んでいることを学びました。地域づくりにつながることも新たな視点でした。ありがとうございました。 ・今日は晴天・・・しかし、数日後、数十日後には、本日の講座の様な状況になると考えると・・・改めて自助、共助、公助と皆の力を合わせて、これからやってくる冬を乗り切りたいと思いました。 ・今日の講座は深く考えさせられました。我が家も70代、50代の二世帯で除雪は現在のところ何とかできていますが、今後を考えると不安がよぎります。これから高齢者が多くなる地域でもあるので、共に助け合うという気持ちが大切だと思いました。 お問い合わせ先 高岡地区センター 〒933-0023 高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡7F 電話番号:0766-22-5787 FAX番号:0766-22-5872