つながる学びわくわく講座つながる体験コース LAA33「ふれよう!新川 -魅力体験-」第1回 [更新日:2026年5月11日] 「ふれよう!新川-魅力体験-」 第1回 日 時:令和8年4月24日(金)10:00〜12:00 場 所:入善町 沢スギ自然館 講 師:富山県文化財保護指導委員 本瀬 薫 氏 「沢スギ林の歴史と自然」 講師の本瀬氏 前半の沢スギ自然館での講義では、黒部川扇状地という特異な自然環境の中で、なぜこの場所に沢スギ林ができたのか、また国の指定に至った背景について解説していただきました。 豊かな湧水が育む生態系の希少性は、受講者にとって大きな驚きであったようです。暖温帯から山地帯まで多様な植物が共存し、トミヨやシマアメンボが息づく環境が、いかに絶妙なバランスのもとに成り立っているかを学ぶことができました。 沢スギの驚異的な生命力についても学びました。アシオスギの特性、そして倒れた枝から根が出る「伏状更新」や、切り株から芽が出る「萌芽更新」といった専門的な内容に加え、沢スギ林がかつて生活林として地域の人々に守られ、柱材や燃料として暮らしを支えてきた歴史を知りました。近代化に伴う環境の変化、保護の難しさをめぐるお話も大変示唆に富み、自然と人との関わりについて改めて考えさせられました。また、新種「入善乙女キクザクラ」の発見エピソードなど、興味深い話題もたくさん伺うことができました。 後半のフィールドワークでは、実際に沢スギ林を散策しました。足元にきらめく湧水や林を渡る風の音を感じながら、石の多い厳しい扇状地で生き抜くために、板のように平たく張った根や、地面を這うように伸びる伏状更新といった生命力あふれる姿を間近に観察することができました。 解説を聞きながら熱心に見入っている受講者の皆さんの様子がとても印象的で、現地ならではの学びの深さを感じる時間となりました。 本講座を通じ、郷土の宝である沢スギ林の価値と、それを未来へ守り伝えていくことの大切さを、参加者全員が再確認する貴重な機会となりました。 次回は5月15日(金) 場所:黒部市宇奈月町愛本地区 第2回 「愛本橋周辺と黒部川神社」 講師は、黒部峡谷ナチュラリスト研究会 松木紀久代 氏です。 お問い合わせ先 新川地区センター 〒937-0011 富山県魚津市木下新144 電話番号:0765-22-4001 FAX番号:0765-22-0901