令和７年度　新川地区教養講座「ふるさとに学ぶ」～魅力を再発見～　第１回

期　日　令和７年５月１５日（木）

講　師　文筆家、　富山県立図書館元館長　立野幸雄氏

演　題　「新川ゆかりの文学作品と作家」

会　場　黒部市生涯学習文化スクエア「ぷらっと」

参加者　６３名

　新川・黒部地区ゆかりの文学作品は数多く、「黒部の太陽（木本正次）」、「高熱隧道（吉村昭）」、「山姥」、「湯女の魂（泉鏡花）」などがある。「黒部の太陽」では、513億円にのぼる総工費や171人に及んだ殉職者など「世紀の大事業」と言われた工事だったが、本当の主人公は黒部の大自然なのかもしれないという。また、「湯女の魂」では、小川温泉へ向かう一節を語り始められた。会場は立野先生の声が低く響く中、聴講者の心はどんどん引き付けられ、視線は一点に集まる。
　立野先生の豊かな知識と、小説を愛する思いがあふれる豊かな時間が流れた講座だった。