つながる学びわくわく講座つながる体験コース LAA21「ふれよう!新川 -魅力体験-」第2回 [更新日:2024年11月11日] 「ふれよう!新川-魅力体験-」 第2回 日 時:令和6年11月1日(金)10:00〜12:00 場 所:黒部市三日市 講 師:三日市まち歩きの会 副会長 飯村 滋 氏 「桜井荘 三日市を歩こう」 コース:旧黒部市民会館→北陸街道分岐点→百年桜→島家→景勝桜→三本柿→辻徳法寺→三島の大ケヤキ→八心大市比古神社 講師の飯村氏(写真) 講義では、古絵図を手に三日市を巡り、過去から現代に至るまちの成り立ちを丁寧に読み解いていただきました。 <佐野源左衛門碑> 旧黒部市民会館の横手には佐野源左衛門碑がありました。桜井荘が北条時頼から佐野源左衛門に与えられた領地であるという伝承を、「いざ鎌倉へ」で知られる「鉢の木」の物語とともにご紹介いただきました。 <上下往還の石標> 三日市宿は、江戸時代の北陸街道における上下往還の分岐点です。旅人の道しるべとなる石標が残っており、摩耗しているものの「右愛本橋道 左黒部川道」と刻まれているとのことでした。 <百年桜> 黒部市役所の一角には、ソメイヨシノの古木がありました。この桜は、明治40年に新任教師の森丘正民さんが初任給を記念して、三日市が「桜井荘」と呼ばれる由来にちなみ、旧三日市小学校の敷地に桜の苗木を植樹したものです。それ以来、多くの卒業生を見守り続け、樹齢100年を超える古木となったと教えていただきました。 <三本柿> <辻徳法寺> <大ケヤキ、化藤、合祀塚> 三日市の市街地を進み、加賀藩の大名専用御宿「島家」、親鸞聖人が食したお礼に老婆に与えた半焼きの串柿の種を植えたところ三本の枝を連ねて繁茂したという伝承がある史跡「三本柿」、親鸞聖人ゆかりの「御腰掛石」がある辻徳法寺、八心大市比古神社の飛地にある幹周約6m、樹齢300年以上の大ケヤキ、そしてその根元に大正14年に地元の屋敷神が合祀された塚があり、「じんじん祭り」の発祥であることなど、数々の史跡や伝承について丁寧にご案内いただきました。 <八心大市比古神社、「鶏之図」> 講座の最後には、八心大市比古神社を訪れました。この神社は平安時代から続く由緒ある延喜式内社で、神使として鶏が奉られています。元禄2年に奉納された「鶏之図」は、鶏の絵馬としては県内最古とされています。また、この名を持つ神社は全国でもここだけであり、朝鮮半島系渡来人との伝承があると教えていただきました。 講師の飯村氏は、軽快な語りとガイドで受講者を惹きつけ、史跡や伝承について詳しく解説してくださり、往時の三日市宿の人々の生活や風景を生き生きと蘇らせてくださいました。受講者にとって、歴史とロマン溢れる三日市宿の魅力を体験する貴重な機会となりました。 <参加された皆様の感想より> 「宿場町であったこと、それ以前の柿の木の話など、興味深く聞かせていただきました。ありがとうございました。」 「古地図を眺めながらの散策、とても興味深いものでした。」 「いつも通っている道だけど、中に入って神社があったり、大藤があったり驚きました。」 「知っているようで知らなかったことを分かりやすい説明で良かった。時間がもう少しあれば、詳しい説明が聞けたかも。」 「講師の説明、大変分かりやすくて感銘を受けました。ありがとうございました。」 次回は11月9日(土) 場所:魚津市村木地区 第2回 「魚津・鴨川物語」 講師は、魚津観光ボランティアじゃんとこい 会長 伊東 清隆 氏、書記 前澤 律子 氏 お問い合わせ先 新川地区センター 〒937-0011 富山県魚津市木下新144 電話番号:0765-22-4001 FAX番号:0765-22-0901