つながる学びわくわく講座つながる体験コース LAA13「ふれよう!新川-街道を巡る-」第3回 [更新日:2023年12月1日] 「ふれよう!新川-街道を巡る-」 第3回 日 時:令和5年10月21日(土)10:00〜12:00 場 所:黒部市生地 講 師:黒部観光ガイド・生地 松野 均 氏、吉田満溢 氏 「浜街道・生地を行く」 コース:北洋の舘→槍が崎灯台→西ノ宮→阿弥陀堂地蔵尊→茶屋街跡地→新治公園→新治神社宝物殿→専念寺→清水庵の清水→生地中橋→北洋の舘(生地鼻灯台、生地台場跡) 講師の松野氏(左)、吉田氏(右) 新治神社の創建と新治村の陥落、「たいまつ祭り」の伝承、宝物殿の貴重な遺物のことなど、生地の歴史について講師の皆様から懇切丁寧に解説いただきました。 <北洋の舘> 開講式を行いました。北洋漁業開拓史を垣間見ることのできる展示がたくさんありました。 <槍が崎灯台> 大正15年に改築された槍が崎灯台。1454年の「新治神の霊火」をきっかけとして常夜灯が設置されたそうです。 <西ノ宮> 室町時代に兵庫県西ノ宮えびす神社より伝承されたと考えられています。現在も7月に「えびす祭り」が開催されています。 <阿弥陀堂 地蔵尊> 恵海上人の作と言われています。地名由来の地蔵尊です。 <茶屋街跡地> 最盛期には芸子さんが190名もいて賑わっていたそうです。 <新治公園> 大正6年、大正天皇行幸記念に造成されました。よく整備された清爽な公園でした。 <新治神社と宝物殿> 天智天皇の御代(668~672)に創建とされる新治神社は、槍が崎灯台の沖合900メートルの所にあったそうです。しかし、1154年の津波で新治神社と新治村の全てが海底に沈みました。その約100年後、生地と改称し新たな村づくりがはじまり、現在の新治神社に遷座されたそうです。約550年以上も続く深夜の奇祭「たいまつ祭」などについても教えていただき、貴重な宝物殿を見学できました。 <専念寺> 畠山次郎重忠を父に持つ証性坊の子の畠山信了が上飯野臼の森に開基。その後、黒部川氾濫によりこの地に移ったそうです。 専念寺から、清水庵の清水、生地中橋、龍泉寺を案内していただき、生地鼻灯台向かいの北洋の舘に戻り、薪ストーブで身体を暖めました。 風が強く時々強雨の荒天での探訪でしたが、幻の越の湖や新治神社の変遷、現在の「たいまつ祭」の由来など、古代から現在に至るまでに何が起きて先人たちはどのように生きていたかを丁寧に教えていただいた貴重な講義でした。 <参加された皆様の感想より> 「近くにこんなに素晴らしい歴史ある町があるなんて・・・発見ばかりでした。」 「日常通りすぎている寺や小さなお堂についてその歴史が分かりました。新治神社の宝物殿は大変興味深かったです。」 「こんな近所にも深い歴史と文化のあるのに感動する。歴史を見る目が変わった。」 「新治神社の展示品・神輿を見たことが印象に残ります。地元の方の解説は地元愛も感じられ心に留めることが出来ました。」 「悪天候で困ったが、内容はGOOD」 「生地の歴史がうかがわれた。町が古いわりに綺麗であった。」 次回は12月9日(土) ※11月18日(土)が悪天候であったため延期しました。 場所:滑川市 第4回 「殿様と芭蕉が通った宿場町」 講師は、滑川ガイドボランティアグループ「はいつき」 代表 上原正子 氏、副代表 高橋 正 氏です。 お問い合わせ先 新川地区センター 〒937-0011 富山県魚津市木下新144 電話番号:0765-22-4001 FAX番号:0765-22-0901